降格組のホーム・松本は8年ぶりの開幕2連勝。チームがコロナ禍に見舞われる中、アウェイ2試合を2-1で勝ち切った。1年でのJ2復帰を至上命令にしている以上は最低限の結果とも言えるが、実戦経験や成功体験が少なかったチーム状況を考えれば上出来と言えるだろう。
名波 浩監督が開幕から率いる今季は3バックと4バックを併用しながらの戦い。相手とのかみ合わせや立ち位置を踏まえて、優位性を獲得できるよう流動的に戦っていくのが理想。開幕2試合はともに3バックの相手に対して[4-4-2]で入り、後半に[3-5-2]にシフトしながら白星を手繰り寄せた。名波監督の采配にも注目だ。
その指揮官にとって順天堂大の先輩に当たるのが、鹿児島を率いる大嶽 直人監督。ロメロ フランク、有田 光希、木村 祐志など実績十分の新戦力をピッチ内で躍動させ、前節・八戸戦では逆転勝ちに導き、シーズン初白星。4年ぶりのJ2復帰に向けてスタートを切った。
松本にとっては待望のホーム開幕戦。天気が心配ではあるものの、規格外のサポーター数に後押しされながら戦うことが予想される。初めて乗り込む鹿児島はスタジアムの独特な雰囲気に呑まれず戦えるかどうかもポイントとなるだろう。
[ 文:大枝 令 ]
