奈良戦では相手の倍近い15本のシュートを放ったものの無得点で終わった鹿児島だが、大嶽 直人監督は「ポジティブに捉えていることのほうが大きい」と言う。果敢にアタッキングサードまで攻め込み、相手の守備が整う前にシュートを打つ形も何本か作れた。守備ラインを押し上げ、前線から積極的にプレスを掛けるアグレッシブな攻撃的スタイルが着実に浸透している。それに加えて、「精度を高める」(五領 淳樹)という課題に向き合っている。3得点を挙げているルーキー・武 星弥をはじめ、福田 望久斗、圓道 将良、山口 卓己ら、1、2年目の若手選手の台頭が著しい。
対する八戸は負傷離脱などで苦しい台所事情だが、前々節・FC大阪戦は1-0で勝利し、前節・宮崎戦はスコアレスドローと、直近2試合負けなしで立て直しつつある。いずれも無失点で切り抜けており、今節は攻撃力の高い鹿児島が相手だが、粘り強く守って勝機を見いだしたい。上位戦線に踏みとどまるためにも勝点3にこだわりたい。
[ 文:政 純一郎 ]
