ホームの松本は、霜田 正浩監督を迎えてスタイル転換を目指した1年だった。“ボールを中心とした攻撃と守備”を根幹に据えながら、自らボールを握って崩していく再現性ある攻撃の構築を目指した。紆余曲折がありながら一定の成果は得たものの、不要な失点がかさんだり、土壇場で力を発揮できなかったりと苦戦が続いた。
昇格争いのプレッシャーから解放された最終節は、ホームのサポーターの前で集大成を示せるか。19得点を挙げているエース・小松 蓮が、クラブ初のリーグ得点王になれるかも注目ポイントの1つとなるだろう。15得点で2位につけているのは、奈良の浅川 隼人。J3昇格1年目のチームを力強くけん引してきた。
開幕戦は松本が2-0で勝利。奈良は“Jの洗礼”を浴びた。しかし、それからは着実に勝点を積み重ね、松本と同じ勝点54で7位。Jリーグ史上最年少監督のフリアン監督の下で練り上げてきたスタイルを最終節、松本のホームという難しいステージで出し切るつもりだ。
[ 文:大枝 令 ]
