その鳥取戦ではサイドからの鮮やかな崩しから富所 悠がゴールを奪っており、攻撃面で決してかみ合っていないわけではない。ただ、その後追加点を奪えなかった原因が連戦の疲労であるならば、今季中にJ2昇格を狙うチームとして物足りなさを感じる。「ゲームのときに体が動かなくても、もう少し粘り強く勝点を取ることや、選手全体が意識と技術的レベル、チームへの関わりの部分を上げていくことを求めていって積み上げていくことしかない」と金 鍾成監督。ここまで4勝4分3敗とほぼイーブンの成績だが、指揮官はさらに選手たちが共通認識を持って戦うことを要求する。
対する讃岐も波に乗れそうで乗れていない。7分4敗といまだ勝利はないが、無得点に終わったのは2試合のみで、実際にゴールへ迫るシーンはどの試合、どの相手でも作れている。しかし、第2節の富山戦(0△0)、第5節・鳥取戦(1△1)を除いたすべての試合で先制点を奪われ、追いかける展開を強いられており、「先制されることが勝点3を取る確率をグンと下げる要因になっている」と米山 篤志監督も先制点の重要性を説く。
難しいアウェイ戦で優位な状況を作るべく、リスク承知で先取点を奪いにいくか、それとも粘り強く守って一撃必殺を狙うのか。意思統一が求められる。
[ 文:仲本 兼進 ]
