琉球は前節、アウェイで沼津を2-0で下して最下位を脱出。この勝利はチーム復活の狼煙となるかもしれない。これまで出場機会に恵まれなかった中、前節で今季初の先発出場を果たした幸喜 祐心は、課題だった「守備の強度を練習から徹底的に意識している」と話す。その成果は、沼津戦の2点目の起点となったボール奪取に表れた。「イメージどおりです」と語るプレーからゴールを決めた高木 大輔も「チームとして数的優位を作る攻撃の形が出せた」と、組織力を発揮したことによる勝利を強調する。昨季の明治安田J3第21節・富山戦以来、約1年ぶりとなったリーグ戦での先発出場を「とにかく楽しかった」と振り返る幸喜 祐心のように、ピッチに立つ喜びを力に変える選手たちが、自信を取り戻した琉球の勢いを加速させていくだろう。
一方の岐阜は前節、宮崎に2-3で惜敗。佐々木 快の2戦連続ゴールなどで一時は2点ビハインドから追いつく攻撃力を見せたが、セットプレー起点から2失点を喫するなど守備面では課題を残した。「守備をもう一度強固なものにしないといけない」(文 仁柱)と修正が急務。サイド攻撃という武器に手ごたえを感じつつも、課題と向き合う岐阜がアウェイで前節の悔しさを晴らしたい。
[ 文:仲本 兼進 ]
