ワールドチャレンジが開催されるのは2017年、2019年に続いて三度目。今回、招聘したマンチェスター・シティは世界最高峰のプレミアリーグを3連覇し、昨季のチャンピオンズリーグも制覇。名実ともに欧州最強クラブの称号を手に入れた。20日に発表されたプレシーズンツアーの選手リストには、ノルウェー代表のアーリング ハーランドのほか、ベルギー代表のケヴィン デ ブライネ、ポルトガル代表のベルナルド シウバ、スペイン代表のロドリら各国の豪華メンバーがずらりと並んだ。
中でも注目プレーヤーを1人挙げるとすれば、ノルウェー代表のアーリング ハーランドの一択だろう。昨季のプレミアリーグで1シーズン歴代最多記録を更新する36ゴールをマーク。ゴール前で何度も動き直し、DFとの駆け引きを制して、難なくゴールを陥れる俊英だ。194㎝と大柄ながらスピードもあり、足元の技術も抜群。さらに類まれな身体能力も併せ持ち、21日に23歳の誕生日を迎えたばかりだが、すでに完成されたストライカーと評される。
対する横浜FMは昨季3年ぶりにJ1を制し、今季もリーグ最多の44得点を叩き出すなど、自慢の攻撃力は健在だ。特に3トップを形成するアンデルソン ロペス、エウベル、ヤン マテウスの破壊力はすさまじく、計26得点を奪っている。その3人にトップ下での先発が濃厚なマルコス ジュニオールを加えた“ブラジリアンカルテット”の質が、世界トップレベルのマンチェスター・シティの守備陣をどう切り崩すのかは見どころの1つだろう。19日のセルティック(スコットランド)戦でも6-4の打ち合いを制しただけに、期待感は高まる。
今回のマンチェスター・シティの招聘にあたり、野々村 芳和チェアマンは次のようなコメントを残している。
「マンチェスター・シティのスタイルは『世界一美しいサッカー』と評されています。しばしば、『美しい=勝てるではない』と言われるのですが、美しさと勝利を両立させる希少なクラブであります。その美しさを観るだけでも価値があるでしょう。そして、美しさの感じ方は人それぞれです。一人ひとりの感性で、マンチェスター・シティの“美”を感じ取ってください」 勝負の行方も気になるところだが、90分通して美しいフットボールが展開されるのは必至。この真髄に触れる絶好のチャンスを堪能しよう。
[ 文:大林 洋平 ]


