リヴァプールはアルネ スロット監督の就任1年目となった昨季、4試合を残して優勝を決める圧倒的な強さで5シーズンぶりにプレミアリーグを制覇した。今回はプレシーズンのアジアツアーの一環で来日。そのツアーメンバーにはエジプト代表でエースのモハメド サラーをはじめ、オランダ代表で主将のフィルジル ファン ダイク、今夏、クラブ史上最高額と伝えられている移籍金で加入したドイツ代表のフロリアン ヴィルツら29人が選ばれている。
中でも耳目を集めそうなのが日本代表主将の遠藤 航。しかし、ツアーに帯同はしているものの、26日に香港で開催された、ミラン(イタリア)とのプレシーズンマッチにはコンディションに問題を抱えてメンバー外に。指揮官は横浜FM戦でのベンチ入りの見通しを示唆しているが、当日発表されるメンバーリストに『Wataru Endo』の表記があるかは多くのファンが注目するところだろう。
その遠藤 航との“再会”を誰よりも楽しみにしているのが横浜FMの松原 健。U-23日本代表をはじめ、各年代別日本代表で共闘し、2021年には松原 健がA代表デビューを果たしたカタールワールドカップ2022アジア2次予選・モンゴル戦でも先発で同じピッチに立った仲でもある。
「個人的にはアンダー世代からずっと一緒にプレーしていた航と、対戦相手としてプレーするのは久しぶりなので楽しみですね。彼がプレーしていた浦和(在籍時の対戦)が最後で、おそらく8年ぶり。もうユニフォームも『交換しよう』と伝えています。対戦が決まった瞬間に予約しました(笑)」 右SBでの先発が濃厚な松原 健とボランチの遠藤 航がマッチアップする場面は多くはなさそうだが、1993年早生まれの同級生対決も見どころの1つだろう。そして、松原 健はこのリヴァプール戦の位置づけをこう語る。
「プレミア王者だし、2年前にマンチェスター・シティ(イングランド)とやった感覚とはまた違うんだろうなと……。プレースピードはむしろそれ以上。リヴァプールはプレシーズンマッチを重ねてコンディションも上がってきているはずなので、自分たちがどこまでやるか。やりたいことをどれだけ出せるかが大切なポイントですね」 今季、不振にあえぐ横浜FMだが、7月に入ってリーグ戦2連勝を飾り、3週間の中断期間に入った。日本デビューを控えるイスラエル国籍ストライカーのディーン デイビッドら夏の新加入選手を試す良い機会にもなる。このまたとない力試しの機会をJ1残留の糧にしたい。
[ 文:大林 洋平 ]

