FC東京は昨季と異なり今季はAFCチャンピオンズリーグに出場しないため、今大会ではディフェンディングチャンピオンでありながらもグループステージからの参戦となる。4チームがホーム&アウェイ2試合を戦うグループステージ。いくら前回大会王者といっても突破はそう簡単なものではないことが予想される。大会連覇に向けて、まずはホームで戦える初戦を取り、はずみをつけたい。
そんなFC東京は2月27日のJ1開幕戦では敵地・埼玉スタジアム2002で浦和と対戦。新加入選手の渡邊 凌磨を除いては昨季のメンバーがピッチに立ったが、新監督の下で新たに生まれ変わろうとしている浦和のパスサッカーに後手を踏み、劣勢を強いられた。後半にCKから先制点を許すが、終盤にFKから森重 真人が渾身のヘディングシュートを突き刺し、最低限の結果となる勝点1を持ち帰ることに成功した。
試合後、この結果と内容に長谷川 健太監督は「内容的にも決して褒められた内容ではなかったですけど、難しい展開の中で勝点1を持って帰れることは、結果としてポジティブに捉えたいと思っています」とコメント。「中3日でルヴァンカップ、その後、リーグ戦と続いていきますので、しっかりとコンディションを整えてまた良いゲームができるように戦っていきたいと思っています」と続けた。
くしくもそこから中3日で戦う今回の相手・徳島は、リーグ開幕戦の相手・浦和のリカルド ロドリゲス監督が昨季まで4年間率いてJ1昇格に導いたチーム。志向するサッカーのスタイルは似ており、共通点も多い。お互いにリーグ開幕戦からメンバーが入れ替わる可能性は高いが、チームとしての反省を生かして戦いたい。
対してクラブ史上二度目のJ1を戦う徳島は、もちろんJ1のチームとしてカップ戦を戦うのも二度目。2014シーズンはまだ名称が『ヤマザキナビスコカップ』であったこともあり、『YBCルヴァンカップ』を戦うのは今大会が初めてとなる。リーグ戦と並行して進む過密日程ではあるが、公式戦であることは変わりなく、貴重な経験の場として使いたい。
同じく27日に戦ったリーグ開幕戦では大分の敵地に乗り込むと、立ち上がりから積極的な姿勢を見せ、先制に成功。そのあとに追いつかれ勝点1を分け合ったが、7年ぶりのJ1のスタートで勝点を得たことは自信になる。この試合に向けては、リーグ戦から選手を大幅に入れ替えたとしても、チームには活きの良い若手が多くおり、全員でアグレッシブに戦いたい。
グループステージ突破に向けて、初戦の結果がその後の戦い方や結果に大きく響くことがあるだけに、勝点を奪い合う両チームの戦いぶりに注目だ。
[ 文:須賀 大輔 ]
