湘南はホームのレモンガススタジアム平塚で同じく神奈川県に本拠地を置く横浜FCと“神奈川ダービー”を戦う。明治安田J1では互いに6試合を終え、湘南は1勝1分4敗で16位、横浜FCは6連敗で20位に沈んでいる。大会は違えど、勝利に飢えた神奈川の2クラブが意地とプライドを懸けて戦う。浮嶋 敏監督も「アカデミーの選手も、サポーターも、みんな意識している戦い」と普段の試合とは違うということを強調した。
また、今までは中2日、中3日での連戦が続いていたことで、コンディションを戻し、次の相手に対してどうゲームを進めるかという戦術的なトレーニングしかできていなかった。しかし、今回は1週間の期間が空くことで、今までの課題に対してしっかりと向き合うことができている。昨季に比べ、明らかにアタッキングサードに進入し攻撃を構築できている。あとはシュートを決め切るために組織で数的優位をどう作るか。そこにいまは取り組んでいる。
そして気になるルヴァンカップでの選手起用については「(メンバーを)大きく替えることはないと思いますが、普段のリーグ戦で『もう少し試合に絡めたいな』という選手を含めたメンバリングで臨むことになる」とも浮嶋監督は話していた。
その中で先発が予想されるのはGKの富居 大樹だ。U-24日本代表メンバーに選出されている谷 晃生らと1つしかないGKのポジションを争っている富居は「ルヴァンに出た選手がそこで結果を出せば、リーグ戦に出ているメンバーにも『やらなきゃいけない』という相乗効果をもたらせられる」と話していた。さらに、ここで勝利することで、チームとしても後のリーグ戦に良い流れで臨むことができると自身の経験を話していた。
勝利に飢えている両チームにとって、この試合は来週から再開されるリーグ戦へ勢いを持って臨むためにも重要な一戦になる。
互いになんとしても勝利したいライバル対決はタフで熱い試合になるだろう。そして、緊急事態宣言が3月21日に解除されたことでイベントの開催制限が緩和。レモンガススタジアム平塚の来場制限は収容率の50%となり、アウェイサポーターの来場も解禁された。それもこのダービーマッチをさらに熱くさせる要因になるはずだ。そんな試合で、勝利をつかみ取るのはどちらなのか。湘南と横浜FCによる負けてはならない熱戦が27日に繰り広げられる。
[ 文:舞野 隼大 ]
