横浜FCはその柏戦に続くリーグ戦も落とし、下平 隆宏監督を解任した。今季の成績では致し方ないところだが、柏で選手としても指導者としても愛された存在だっただけに、柏サポーターにとってもこの試合で会えないのは残念だろう。また、横浜FCからすれば、下平前監督は公式戦における柏戦の戦績が3勝1分1敗と強かっただけに、別の意味で残念だ。とはいえ、ぜひここで早川 知伸監督にとっての初勝利を挙げたいところだ。
ただ、リーグ戦はいまだ未勝利で、先週末に行われた横浜FMとのダービーマッチでは0-5と惨敗。新指揮官就任後の公式戦3試合は1分2敗と結果はついてこなかったとはいえ、攻守に積極的に主導権を握りにいくチャレンジに多少の希望の光は見えていた。しかし、ダービーで好調の上位を相手にすると、それがまったく通用しないことが明らかになった。
その中で迎えるルヴァンカップで、チームをどう立て直すのかあらためて練り直し、新戦力の発掘を含めてきっかけを探したい。リーグ戦では最下位で、ルヴァンカップのCグループでも最下位と、失うものは何もない。特に、1週間前の第3節でケガから復帰し、加入後初出場を果たした高橋 秀人を本格的に戦力として組み込みたいところだ。
一方、2回目の対戦時は不調にあえいでいた柏だが、J1第9節以降は持ち直し、リーグ戦は3連勝中。先週のルヴァンカップCグループ第3節は湘南に引き分けたが、先週末のJ1第11節は徳島に5-1の大勝を収め、横浜FCとは対照的に勢いに乗っている。連戦中のため、今回は主力のターンオーバーが見込まれるが、4月後半から相次いでチームに合流している外国籍選手の新戦力を試すには格好の場だろう。
ドリブルで魅せるテクニシャンのアンジェロッティ、192cmでポストプレーが得意なペドロ ハウルはすでに徳島戦でJリーグデビューを果たした。さらに中盤で持ち運べるボランチのドッジ、大柄だが足元もうまいCBのエメルソン サントスもスタンバイしている。プレーオフステージ進出、さらにはリーグ戦で上位に食い込んでいくために、助っ人の力をこの試合で存分に発揮させたいところだ。
[ 文:芥川 和久 ]
