第2節を終えてDグループ2位の新潟はデンカビッグスワンスタジアムに3位の柏を迎え、ホームでは今季初の平日ナイトゲームに挑む。
リーグ戦の状況を見ると、新潟は2連敗、柏は4連敗かつ6戦未勝利と足踏み中。ただ、ルヴァンカップでは新戦力が結果を出すなど、ポジティブな要素も見えている。リーグ戦に挟まれた日程で行われる今節に勝利し、週末に向けてもはずみをつけたい一戦となる。
ホームの新潟は前節、秋山 裕紀のゴールで鹿島に1-0の勝利。福岡との初戦は0-1で敗れていたため、これが今大会初勝利となった。直近のリーグ戦からスタメン10人を入れ替えた中で、ほぼリーグ戦メンバーだった鹿島を相手に勝利したことは、チームにとって大きな自信となった。序盤は押し込まれる展開になったが、守備陣の繊細なラインコントロールと素早いセカンドボールへの反応が光り、相手の攻勢が落ち着いたところから新潟らしいパスワークで主導権を握ることに成功した。
決勝点は、この日がプロ初先発となった高卒2年目・吉田 陣平からの前線へのパスを、今季初先発のシマブク カズヨシが落とし、ボランチの秋山 裕紀がミドルレンジから豪快に右足を振り抜いて決めたもの。誰が出ても新潟らしく攻守に連係したプレーで結果を出せる、「全員が戦力」(松橋 力蔵監督)ということを証明できた試合となった。
この試合でも活躍した田上 大地は、2019年に柏でプレー。2020年から新潟へ期限付き移籍し、2022年より完全移籍となった。持ち味は、最後まで泥臭く体を張ってファイトできる対人プレー。アルベル監督(現・FC東京監督)時代には両SBでのプレーにトライし、松橋監督体制では本職のCBで起用されると、ビルドアップにも磨きをかけた。また得点力もあり、リーグ戦では昨季までの3シーズンで5得点を挙げている。
古巣相手に新潟で成長した姿を見せて、連勝に貢献してくれるはずだ。
アウェイの柏は、初戦の鹿島戦を1-1、前節・福岡戦を3-3 と、2試合連続のドロー決着。アウェイで戦った前節は、ヴィボーFF(デンマーク)から加入したフロートが2得点を挙げ、早速存在感を示した。193cm、99kgのオランダ出身FWはDFのマークをものともせず、1点目は右足、2点目は左足で仕留めた。新潟の守備陣は、彼の高さのみならず、足元にも警戒する必要がある。
元新潟の守田 達弥、川口 尚紀、戸嶋 祥郎は、デンカビッグスワンスタジアムへの凱旋試合になる可能性が高い。いずれも在籍時は主力として活躍していた選手であり、川口にとっては地元でもある。新潟サポーターからも、彼らのプレーに注目が集まりそうだ。
新潟が勝てば、ナイトゲーム恒例の光と音の演出『プラネタスワン』が実施される。またデンカビッグスワンスタジアムがある鳥屋野潟スポーツ公園の桜は、いまが見ごろ。夜桜とスタジアムグルメも一緒に楽しみたい。
[ 文:野本 桂子 ]

