宮崎はここまで明治安田J3を2試合戦い、連敗スタートとなっている。松本との開幕戦では前半硬くなる選手が多く、連係の乱れから2失点を喫した。後半は持ち直し、大熊 裕司監督の掲げる“縦に速いアグレッシブなサッカー”を展開。橋本 啓吾のシュートのこぼれ球を吉澤 柊が押し込み、1点差とした。終了間際には阿野 真拓のFKが枠を捉えたが、相手GKにキャッチされて追いつくことができず、悔しい敗戦となった。
2試合連続でのホーム戦となったリーグ前節・福島戦は、開幕戦と同じスタメンで臨む。しかし、またもや試合の入り方が悪く、前半から福島にボールを保持されて14分、38分に失点。それでも、42分にCKから吉澤の2試合連続ゴールで1点差に詰め寄る。後半は少し調子を取り戻したかに見えたが、再び1-2で敗れた。
今回は格上である岡山との一戦になるが、大熊監督は「胸を借りるのではなく、勝ちにいく」と話し、攻撃的な姿勢で初挑戦となるルヴァンカップに臨む模様だ。先発はリーグ戦の出場メンバーをベースに選考されそうだが、今季福島から加入した大武 峻や、鳥栖から育成型期限付き移籍で加入した坂井 駿也らのルヴァンカップ出場経験も生かしたいところだ。2連敗からどう立て直してくるのか、注目したい。
対する岡山は今季、名古屋や札幌で活躍したガブリエル シャビエル、ブラジル国籍ストライカーのグレイソン、ベテランボランチ・藤田 息吹などを補強。悲願のJ1昇格に向け、3年目の指揮を執る木山 隆之監督の下、速いパス回しで相手を攻略する“木山サッカー”の熟成が進む。
栃木とのJ2開幕戦では、今季あらためて強く打ち出している縦への意識が表現され、36分に木村 太哉が先制点を奪取。後半にも2点を取り、栃木を寄せつけなかった。リーグ前節はアウェイでいわきと対戦。前半終了間際に田上 大地のゴールで先制するが、その田上が64分に一発退場。その後はいわきの攻撃をしのいでいたが、終了直前にセットプレーから追いつかれ、“勝点2”を取りこぼした。宮崎戦までは中2日となるため、厚い選手層を生かしたターンオーバーを行ってくる可能性は高い。
今季のルヴァンカップはベンチメンバーを9名まで登録できるため、同7名のリーグ戦に比べると、より戦術の幅が広がりそうだ。また、1stラウンドは一発勝負のため、終盤で同点の場合は延長戦やその後のPK戦への対策も必要になってくる。リーグ戦とは少し違う戦い方を味わうことも、観戦ポイントの1つだ。
[ 文:高浜 確也 ]


