ホーム&アウェイ方式によって次ラウンドへの進出を決めるJリーグYBCルヴァンカップのプレーオフラウンド。第1戦は湘南が2-0で勝利し、ヤマハスタジアム(磐田)で行われる第2戦を迎えることになった。ホームの磐田としては2点のビハインドを逆転できるかどうかのチャレンジとなる。
磐田は第1戦では、直近のリーグ戦から大幅にメンバーを替え、1stラウンド3回戦・G大阪戦でうまく機能した [3-4-2-1]でスタート。しかし、立ち上がりから自分たちの戦い方を機能させることができず、守備を修正する前に失点を重ねてしまったことで苦しい展開を招いてしまった。また、
中村 駿が2失点目の場面でハムストリングを痛めて負傷交代を強いられたことや、後半開始早々に
上夷 克典が決定機阻止で一発退場というアクシデントが起こったことで、より難しい状況に。ただ、数的不利の状況下でも2点差のままゲームをクローズし、ホームで迎える第2戦での逆転に望みをつなぐことができた。「いつもどおりに攻撃的なサッカーをしたい。ホームでのアドバンテージもあるし、ひっくり返せる点差だと思うので、そのために準備していきたい」と第1戦では出番がなかった
ジョルディ クルークスは逆転への闘志を燃やしている。
そのためにも自分たちの攻撃的なスタイルをどこまで発揮できるかが最大の焦点だ。第1戦は湘南のプレスに苦しみ、ビルドアップで苦戦を強いられ、攻撃機会を思うように作らせてもらえなかった。特にここ最近はシンプルに背後を狙う選択を増やすことで相手に脅威を与え、それが5月に公式戦無敗という結果にもつながった。しかし、第1戦では背後狙いを表現し切れず。第1戦をベンチから見守った
ジョルディ クルークスは、「特に前半は走る量や質が少し足りなかったと思う」と課題を指摘し、「チームのためにいつもどおりのハードワークをしたい。そのためにも裏にたくさん走ることでチームを助けたいと思っている」と意気込んでいる。その脅威を相手に突きつけ、相手を慌てさせる意味でも早い時間帯に先制できるかどうかが逆転に向けたポイントになる。
湘南としても2点のリードがあるとはいえ、兜の緒を締めてアウェイに乗り込んでくるだろう。磐田と同じく、湘南も第1戦は直近のリーグ戦からメンバーを入れ替えており、結果を残した
根本 凌や
奥埜 博亮といった選手たちが第2戦でも先発のチャンスをつかむかどうかは注目ポイントになる。
2点リードからスタートするこの状況は、王者に輝いた2018年以来となる準々決勝進出の大きなチャンス。第1戦で得たアドバンテージを生かし、2021年、2022年と近年阻まれてきたプレーオフラウンドの壁を突破したいところだ(※当時の名称はプレーオフステージ)。
J2勢で唯一の勝ち残りとなっている磐田がホームで巻き返すか、このまま湘南が逃げ切るか。6月8日、その決着がつく。
[ 文:森 亮太 ]