東京Vは先週の日曜日に行われた準決勝で千葉と戦い、2-1で勝ち上がりを決めた。リーグ終盤戦から得点に絡み続けている中原 輝が公式戦3試合連続ゴールを奪うと、主将の森田 晃樹がヘディングシュートで追加点。千葉の反撃を1点に抑えて、2018年のJ1参入プレーオフ以来となる、“あと1歩”のところまで来た。
2018年に悔しい思いをしている平 智広は、「あのときを経験している選手は少なくなったけど、個人的にはリベンジの思いを持って戦いたい」と話した。
「楽しみ。自分たちで上がるんだ、という気持ちで取り組めているし、この1週間は良い雰囲気でやれている」 そう言って笑顔になったのは、染野 唯月だ。
「緊張して硬くなると、いつものプレーができない。力が抜けているときが一番良い」。稲見 哲行も平常心を強調する。気の持ちようは選手おのおので違うが、目指すものは1つ。2008年以来のJ1へ。そのためだけである。
一方の清水は準決勝で山形と対戦し、0-0。GK権田 修一の欠場というアクシデントがありながらも、替わって出場した大久保 択生の好守もあり、年間順位のアドバンテージによって勝ち上がった。東京Vには今季2戦2勝。それらの試合と同様に、勝利を目指す。清水は今季、J2第26節・千葉戦を国立でホームゲームとして戦っており、47,628人の大観衆の中でプレーしている。それを踏まえても、多くのサポーターが国立に集結するはずだ。
東京Vはクラブが制作して味の素スタジアムで掲出しているビッグフラッグを持ち込むなど、ホーム・国立への準備を進めている。“オリジナル10”同士の決戦は、チケットの売れ行きも好調。素晴らしい雰囲気の中で行われることになりそうだ。
[ 文:田中 直希 ]


