開幕3連勝の新潟はホームで群馬と激突。同じく好スタートを切った琉球は4連勝をかけて長崎を迎え撃つ【プレビュー：明治安田Ｊ２ 第4節】

明治安田生命Ｊ２リーグは20、21日に第4節の11試合が開催される。

開幕3連勝と好スタートを切った新潟はホームで群馬と対戦。前節は山口に2-1で競り勝った。2試合連続ゴールと好調の高木 善朗が、今節も輝きを放てるか。対する群馬は前節、琉球に0-2と完敗。2試合連続無得点と元気のない攻撃陣が意地をみせたいところだ。

同じく3連勝の琉球は、ホームに長崎を迎える。阿部 拓馬が好調を維持しており、今節もこのエースの出来がカギを握るだろう。一方の長崎は開幕戦で勝利したものの、その後2試合は結果を出せていない。前節も愛媛に勝ち切れなかった。ボール支配で勝る試合を続けているだけに、最後の場面の精度向上が求められるだろう。

甲府は2勝1分とまずまずのスタートを切っている。今節は愛媛の本拠地に乗り込む。ここまで多くの得点を演出しているセットプレーがポイントとなりそうだ。愛媛は3試合を終えて、まだ勝利がない。前節は先制しながらも追いつかれ、長崎と引き分けた。押し込まれる試合が続くなか、好守を連発する秋元 陽太が勝点3奪取のキーパーソンとなるだろう。

昇格組の秋田は2連勝と上り調子にある。今節はアウェイで北九州と対戦する。2試合連続完封勝利と、その堅守はＪ２でも十分に通用している。今節も粘り強い守備を保ち、勝機を高めたい。北九州は1分2敗とまだ勝利がない。前節は終盤に追いつかれ、金沢とドロー。失点を重ねる後半の戦い方に修正を図りたいところだ。

町田はアウェイで水戸と対戦。前節は2点のリードを守り切れずに東京Ｖと引き分けたが、無敗をキープする。好調の攻撃陣をリードする中島 裕希のパフォーマンスに注目だ。水戸は前節、磐田に2-3で競り負けた。それでも2試合連続複数得点と、今季も持ち前の攻撃力は健在。移籍後初ゴールを決めた安藤 瑞季が、昨季在籍したチーム相手に結果を残せるか。

山形はホームに栃木を迎える。前節は先制されながらも追いついて、松本と引き分けた。今季初ゴールを決めた加藤 大樹が注目選手となる。対する栃木は開幕3連敗と苦しんでいる。得点力不足を露呈するなか、菊池 大介ら新戦力が勢いをもたらせるか。

東京Ｖはホームで金沢と対戦。2試合勝利がないが、前節は2点のビハインドを追いつき、町田と引き分けている。今季すでに4ゴールと絶好調の小池 純輝が、今節も爆発するか。金沢は前節、北九州と引き分け、連勝はならなかった。嶋田 慎太郎、丹羽 詩温、庄司 朋乃也と新戦力が結果を出しているのは好材料で、戦術理解が深まれば、勢いが生まれてきそうだ。

松本vs千葉は未勝利同士の対戦に。松本は3試合連続ドロー。千葉は前節、秋田に敗れ初黒星を喫した。ともに得点力に課題を抱えるなか、カギを握るのは先制点。1点を争う緊迫した展開が予想されるなか、限られたチャンスをモノにし、初勝利を手にするのは果たしてどちらか。

山口はホームに岡山を迎える。こちらも1分2敗とまだ勝利がない。立ち上がりの失点が続いているだけに、試合の入りがポイントとなるだろう。岡山はここ2試合勝利がない。守備の安定は保たれているだけに、2試合ゴールがない攻撃陣の奮起が求められる。

京都はホームで磐田と対戦。前節は試合途中に中止となるアクシデントに見舞われたが、気持ちを切り替えて今節に臨みたいところ。開幕2試合無失点と強度の高い守備が保たれており、今節もアグレッシブな戦いを貫くはずだ。一方の磐田は前節、水戸に競り勝ち、今季初勝利を挙げた。失点の多さは気がかりながら、攻撃が機能し始めているのは好材料。前節2ゴールの山田 大記が今節も重要な役割を担いそうだ。

相模原はホームで大宮と対戦。2分1敗と粘り強く勝点を手にしているが、3試合を終えてまだゴールがない。守備の安定感は備わるだけに、エースのホムロにかかる期待は大きい。大宮は前節の京都戦が試合途中に中止となった。直近の試合では甲府に完敗を喫している。先制される試合が続いており、まずは前半の試合運びがポイントとなりそうだ。

■各試合の見どころをチェック
新潟vs群馬
東京Ｖvs金沢
琉球vs長崎
山形vs栃木
松本vs千葉
京都vs磐田
愛媛vs甲府
北九州vs秋田
水戸vs町田
山口vs岡山
相模原vs大宮