14戦無敗の首位愛媛は3位鹿児島との上位対決に挑む。2位に再浮上の富山はアウェイで長野と激突【プレビュー：明治安田Ｊ３ 第28節】

明治安田生命Ｊ３リーグは23日、24日に第28節の10試合が行われる。

首位の愛媛はホームに3位の鹿児島を迎える。前節は琉球を下し、14試合負けなしとした。2試合連続3得点と攻撃が機能しており、今節も積極果敢な戦いを見せるだろう。対する鹿児島は讃岐と引き分け3連勝はならなかった。それでも終了間際に追いつく粘りを披露。その勢いを今節にも持ち込み、首位撃破を狙う。

2位に再浮上した富山はアウェイで長野と対戦。前節はFC大阪に競り勝ち、連敗を4で食い止めている。2ゴールで勝利の立役者となった椎名 伸志に今節もかかる期待は大きい。一方の長野は今治に敗れ、連勝はならなかった。立ち上がりの失点で流れを悪くしただけに、試合の入りに注意を払いたい。

4位のFC大阪はホームで北九州と対戦。前節は富山に敗れ、連勝が3でストップした。それでも木匠 貴大が3戦連続ゴールを記録しており、今節もこのストライカーに期待がかかる。北九州は沼津に敗れ、連勝はならなかった。守備の安定感は備わりつつあるだけに、平山 駿らFW陣に結果が求められる。

5位の沼津はホームに鳥取を迎える。前節は北九州を下し、連敗を3で食い止めた。2戦連発と再び調子を上げてきたブラウン ノア 賢信が今節も結果を残せるか。鳥取は福島と引き分け、連勝はならず。こちらも2試合連続ゴール中の富樫 佑太がキープレーヤーとなりそうだ。

今治はホームに八戸を迎える。前節は長野を下し、6位に順位を上げている。好調を維持するマルクス ヴィニシウスが今節も重要な役割を担うだろう。対する八戸は奈良と引き分け、2試合勝利なし。加入後まだゴールのないオリオラ サンデーに結果は生まれるか。

奈良はホームで琉球と対戦。前節は八戸と引き分け、6試合負けなしとしたが、勝ち切れない試合も目立っている。浅川 隼人が4試合連続ゴールと好調を維持する一方、他の攻撃陣も結果を出したいところだ。琉球は前節、愛媛に敗れ、4連敗となった。それでも中野 克哉が2ゴールを奪うなど、明るい材料も見えている。課題の守備組織を改善し、苦境から抜け出したい。

松本vs岐阜は、9位と8位の対戦となる。松本は前節、宮崎に競り勝ち、2連勝を達成。ここ4試合で3得点と好調の村越 凱光が今節も輝きを放てるか。対する岐阜は相模原と引き分け、3試合勝利なしとなった。今節は10番を背負う庄司 悦大が出場停止となるだけに、代わってピッチに立つ選手が意地を見せたいところだ。

福島はホームに相模原を迎える。前節は鳥取と引き分け、2試合勝利なしとなった。今季初ゴールを決めた森 晃太が今節も結果を残せるか。相模原は岐阜と引き分け、こちらも2試合勝利なし。前回対戦で勝利した相手を再び撃破し、19位からの浮上を狙う。

岩手はホームで宮崎と対戦する。前節はYS横浜に敗れ、3連敗。今節を前に松原 良香監督を解任し、中三川 哲治新監督の下でリスタートを切る。14位に順位を下げたチームをいかに立て直していくのか。その手腕に注目が集まる。対する宮崎は松本に敗れ、こちらは5試合勝利なしとなった。この間、ひとつのゴールも奪えておらず、得点力不足は深刻だ。山崎 亮平と石津 大介の経験豊富な2人が、苦境から脱する活躍を見せられるか。

讃岐はホームにYS横浜を迎える。前節は鹿児島と引き分け、3連勝はならなかった。2試合連続ゴール中の江口 直生のパフォーマンスが、今節もカギを握りそうだ。YS横浜は岩手を下し、2試合ぶりに勝利した。今季最多に並ぶ4得点を奪った勢いを今節にも持ち込み、浮上への足掛かりとしたい。

■各試合の見どころをチェック
岩手vs宮崎
奈良vs琉球
長野vs富山
愛媛vs鹿児島
今治vs八戸
福島vs相模原
松本vs岐阜
沼津vs鳥取
FC大阪vs北九州
讃岐vsYS横浜