神戸のアジア制覇を目指す四度目の戦いが始まった。
AFCチャンピオンズリーグエリートリーグステージ第1節の相手は、中国国内リーグを2連覇している強豪・上海海港。神戸は先発メンバーに
大迫 勇也や
エリキ、
宮代 大聖、
酒井 高徳ら主力組をずらりと並べ、計8試合を戦うリーグステージ突破へのファーストゲームを力強く制しにかかる。一方、ホームで迎え撃つ上海海港は、長身ストライカーのグスタボや今夏新加入のゲームメーカー・オスカル メレンドらを起用した。
[3-5-2]の布陣で臨む上海海港に対し、神戸は効果的にロングパスを入れながら相手ゴールに迫る。相手が前線からビルアップをけん制してきても、的確に最終ラインの背後を狙ってひっくり返すボールを供給。裏に抜け出した
宮代 大聖がボールを収めるなど、攻勢をかけていく。
8分にはオスカル メレンドを起点に背後を狙われるが、ミン ティアンのクロスは
井手口 陽介がクリア。14分には中盤でボールを失うが、素早い攻から守の切り替えで容易に攻めさせず、攻守に流れをつかんでいくと19分、後方からボールをつないでゴールに接近し、
大迫 勇也のパスを受けた
エリキが豪快な右足シュートでゴールネットを揺らした。
先制後はホームで負けられない上海海港の攻勢を受ける。27分にはグスタボに抜け出される危ない場面を作られたが、GK
前川 黛也の好セーブで切り抜ける。31分にはオスカル メレンドのクロスをグスタボがバイシクルでつなぎ、飛び込んだリー シェンロンに頭で合わせられたが、ここも
前川 黛也が冷静な対応で防いだ。
苦しい時間帯をしのいだ神戸は40分、
井手口 陽介のパスを受けた
エリキが巧みなターンからボールを運び、ファーサイドへクロス。走り込んだ
宮代 大聖が落ち着いて頭で叩き込み、追加点を奪う。さらにその4分後にはポケットに進入した
酒井 高徳のラストパスを
大迫 勇也が右足でゴールに流し込んだ。
3-0で迎えた後半は立ち上がりから攻め込まれる神戸。マテウス ユッサやオスカル メレンドを中心にボールをつなぐ上海海港に対し、自陣での我慢の守備を強いられる。ペナルティーエリア内でリー シェンロンにシュートを打たれたピンチは、
前川 黛也がビッグセーブで遮った。
上海海港は60分に左右のウイングバックを交代し、前線にはアタッカーのガブリエルジーニョを送り込んで攻めのギアを入れる。神戸も65分に
武藤 嘉紀、
鍬先 祐弥を入れ、71分には
汰木 康也、
ジェアン パトリッキも投入。押され気味だった展開から挽回したアウェイチームは、持ち前の推進力を取り戻し、さらなる追加点を狙っていく。
終盤に差しかかると上海海港が再度攻めに出てくるが、神戸は
山川 哲史や
マテウス トゥーレルを中心に着実にはね返す。危なげない守りを続けた神戸は相手に得点チャンスを与えることなく、このまま無失点で試合を終えた。
難しいアジアでのアウェイ戦だったが、3-0で勝ち切った神戸がリーグステージ突破へ好発進した。
[ 文:小野 慶太 ]