AFCチャンピオンズリーグエリートラウンド16第1戦、ジョホール(マレーシア)のホームスタジアムに広島が乗り込んで戦った90分間は、とても難しいものになった。
立ち上がりからホームのジョホールが勢いを持ってゴールに向かっていく。3分にはジョアン フィゲイレドが
キム ジュソンをかわして強烈なミドルシュートを放った。右サイドのマルコス ギリェルメ、左サイドのオスカル アリバスが積極的に高い位置を取って厚みのある攻撃を仕掛けてくる中、7分には背後に抜け出そうとしたジャイロを倒して
キム ジュソンにイエローカードが出された。
広島はなかなか良い形でボールを前に運べず、最前線の
鈴木 章斗が孤立する状況が多くなる中、14分には全体のゾーンを押し上げて相手コートに入っていき、ペナルティーエリアのすぐ外でFKを獲得。これを
川辺 駿が狙ったが、シュートは壁に当たった。
26分にはGKアンドニ スビアウレのパスを
鈴木 章斗がカットしてシュートを放ったが、このシュートはゴールマウスに戻ったアンドニ スビアウレがセーブした。そのすぐあと、ネネを倒した
キム ジュソンが2枚目のイエローカードを受けて退場に。広島は残りの時間を数的不利で戦うことになった。
32分、ショートコーナーからナチョ メンデスがミドルシュートを放ったが、GK
大迫 敬介がセーブ。広島は選手一人ひとりが集中して試合を進め、39分にはセットプレーから波状攻撃を仕掛ける。
荒木 隼人のヘディングシュートはポストを叩き、
松本 泰志のシュートはDFのブロックに遭い、
中野 就斗のシュートはゴールマウスをそれていく。
アディショナルタイムには決定機。マルコス ギリェルメのカットインからのシュートをジャイロが触ってコースを変えると、ボールはゴールへ向かったが、ポストにはじかれた。
0-0のまま迎えた後半、広島は
新井 直人を投入。集中して入ったが、52分に失点を喫する。CKのセカンドボールをつながれてアヘル アケチェが左足を振り抜き、ゴールネットを揺らされた。
その後もジョホールの攻勢が続く中、再びCKの流れから途中出場のベルクソンにゴールを奪われてリードを広げられる。
広島はゴールを奪うため前傾姿勢になっていく中、79分には
新井 直人の蹴ったFKを
木下 康介が頭で合わせた。しかし、シュートはわずかにゴールをそれていく。85分にも広島はセットプレーからゴールを奪いにいったが、カウンターから失点を喫してリードを3点に広げられた。
しかし、広島はこのままでは終わらない。
中野 就斗のロングスローからチャンスを作り、
荒木 隼人が放ったシュートが相手のオウンゴールとなって1点を返した。
ジョホールが2点をリードして、11日に広島で行われる第2戦を迎えることとなった。
[ 文:寺田 弘幸 ]