2025/11/16 (日) 15:07 KO
準決勝
入場者数: 17,861人
天候: 晴れ|気温: 19℃|湿度: 37%
昨年度の王者・神戸。広島を撃破して、今年も決勝へ
サンフレッチェ広島
--先制点がすごく大きかったですか?そうですね。それまでは自分たちのペースで押し込んで、ほぼ相手にチャンスがない中で進んでいたので。もちろん良いシュートだったけど、先制点はすごく重要だったと思う。後半に0-1の状況でいけば、自分たちもチャンスがあったし、そのまま続いていけば、逆転のチャンスはあるかなと思いましたけど、2点差になるとなかなか巻き返すのは難しかった。先制点と、0-1の状況をどれだけ長く続けるかというのは、ポイントだったなと思います。 --バチバチの試合でしたが、そういう展開になるのはある程度想定していましたか?毎試合、神戸との試合はこういう感じになるし、自分たちも形を変えずに常にこういうプレースタイルでやっているので、毎回こういう強度対強度の試合になる。だから、セカンドボールがすごく重要だったし、前半は特にセカンドボールを拾えてチャンスにつながっていたので、その中でやっぱり1点が欲しかったです。 --チャンスは作れたと思いますが、決め切ることができませんでした。後半にもビッグチャンスがあったと思うし、前半にもビッグチャンスとまでは言わないですけど、チャンスの数は自分たちのほうが多かったと思う。今季はそういう試合が多いですけど、最近は点が取れていたし、今日の試合でもチャンスがあったので、勝てるチャンスもあったと思う。ただ、神戸の選手のクオリティーや強度の高さに後半はやられてしまったという印象です。
ヴィッセル神戸
監督
難しいゲームをわれわれが勝ち切ったというのは、本当にスタッフも選手も良い準備をして、みんなで戦ったからだと思います。また、両チームの多くのサポーターが大阪まで来てくれたんですけど、その雰囲気も素晴らしかったし、本当に両チームの選手、サポーターの皆さん、スタッフを称えたいなと思います。 --J1の3連覇を逃して1週間後、同じ場所でタイトルに王手をかけました。相手を上回った一番の要因について、メンタル面、技術面、それぞれどのように感じていますか。まずはお互い分析して攻略し合ってというところです。ただ、本当にお互いにスタイルの似たチームで、敵陣に押し込んでサッカーをするのは変わらないと思います。そこで大事になるのは、やはりコンパクトに保つことだったり、セカンドボールを奪ったらどれだけ前に迫力を出せるかということだと思います。勝敗を分けたというのは本当にちょっとしたところだと思います。やはり勝ちたいという気迫が相手にプレッシャーになって、ラストパスだったり、クロスのところだったり、最後の最後のところでやっぱり少しでも目に見えない圧力を掛けられたというのが、ゴールを奪われなかった理由だと思います。また攻撃に関しても、われわれがゴールに迫るんだという気持ちが結果につながったのかなと思います。 --今年はクラブ創設30周年、阪神・淡路大震災から30年。天皇杯優勝まであと1つとなりましたが、次へ向けての意気込みを。われわれは何もつかんでいないですし、次の決勝に向けて今日と同じテンション、もしくはそれ以上のテンションで臨めればと思っています。
サンフレッチェ広島
監督
まずはヴィッセル神戸、決勝進出おめでとうございます。 基本的には良いプレーができたと思います。ただ、最後のボックス内の部分、そこが足りなかったと思います。セットプレーの部分でもやっぱり(荒木)隼人がいないのは大きく響いたと思います。今までのゴールも彼からの得点はすごく多かったと思います。それ以外のところで、ゲームの流れの中からもボックスに入るところまでは素晴らしいプレーがたくさんありました。ただ、最後のところ、決め切る部分が少し足りなかったと思います。失点に関してはどちらもアンラッキーな部分があったと思います。ただ、われわれは最終的に神戸に勝つだけのクオリティーが足りなかった。そういう試合だったと思います。 --押し込む時間もあったとは思いますが、ゴールに迫れませんでした。なかなか決定機らしい決定機が作れなかったように見えましたが、その辺は監督としてどう捉えていて、どう打開しようと考えていましたか?自分たちは、神戸のしっかり守ってロングボールというサッカーに対応する部分に関してはすごくうまくできたと思っています。その中で自分たちがどう崩すかというところは、速い選手をたくさん置いてというところも考えていましたが、なかなか相手の守備を崩すところまでに至らなかったというのが正直なところです。すべてをやり尽くしたつもりではいます。ただ、こじ開けることはできませんでした。 --ディフェンスラインの真ん中に中野 就斗選手を起用し、後半からトルガイ アルスラン選手を起用した狙いは?まず、今日の中野のパフォーマンスに関しては非常に満足しています。後ろをしっかり守れた。素晴らしいパフォーマンスでした。アンラッキーな失点からリードされてトルガイを入れる選択をしました。ワイドのところからもっとスピードに乗ってディフェンスラインの裏まで走ってほしかったんですけど、なかなかそういうシーンも生まれませんでした。
ヴィッセル神戸
MF 11
武藤 嘉紀
--常に相手ゴールに向かう気迫を感じました。もう本当に勝てればなんでもいいなという気持ちでやりました。とにかくこの一戦に懸けるじゃないですけど、監督も試合前に話していたように、もうファイナルだと思って、とにかくこの準決勝に勝たないと(決勝の舞台である)国立には行けないので、とにかく全部出し切る気持ちで臨みました。 --PKを獲得しました。足に痛みがあってキッカーは回避しましたか?あまりひざに力が入らなくて、打撲もあって少し痛めてしまったので、それだったらより自信があって、状態が良い選手が蹴ったほうが良いなと思ったので、譲った形ですね。 --優勝を逃したリーグ戦から切り替えることは簡単ではなかったと思います。この1週間はどういう準備をしてきましたか。難しかったというより、みんな(J1で)3連覇を目指してとにかく頑張ってきて、これ(天皇杯)しか残っていなかった。もうみんなが同じ方向を向いていたと思いますし、やっぱり悔しい思いも、今季に関してはしたと思うので。とにかくみんなで喜べるもの、サポーターの方々と喜べるもの、今年で言えば天皇杯しかないので、そういった気持ちもみんなで1週間しっかりとお互いに言って、とにかく戦う意識をみんなで植えつけていけたんじゃないかなというふうに思っています。
FW 13
佐々木 大樹
--PKについて。「決まるな」という自信はありました。 --目の前は神戸サポーターが壁のようになっていたと思います。そうですね。ゴール裏に神戸サポーターがいたというのは、ちょっと安心しながら蹴れたのかなと。それが大きかったかなと思いますね。 --この天皇杯は多くの選手が関わってきた大会です。チームとしてはいろんな選手がつなげてきた大会ではあるので、タカさん(吉田 孝行監督)も試合前からずっと言っていましたし、今日メンバーに入らなかった人の思いというのも持ちながらプレーしてはいました。 --決勝は国立競技場での町田戦。勝つためのポイントは?今回は準決勝ですけど、「決勝やと思って」とタカさんに言われていたので、その気持ちが今回勝利につながっていると思っています。その気持ちをそのまま決勝に持っていけば、必ず優勝というのは手にできると思うので、そういうのを意識してやっていきたいと思います。
MF 6
扇原 貴宏
--激しいバトルが続く試合でした。広島と試合をすればこういう試合になると思っていましたし、前半は少しリズムが良くない中でもしっかりと我慢して、後半につなげられたのが良かったと思います。その中で、セットプレーで先制できたというのは、本当に神戸らしい勝ち方を久しぶりにできたなと思います。 --広島はボールを奪うと、スペースに入れて一気にスピードアップします。ただ、神戸もプレスバックが速く、全体でしっかり抑えることができていました。やっぱりセカンドボールを拾って、切り替えの勝負、球際の勝負というのは、本当に監督も口酸っぱく言っていましたし、そういうところで前半、少し押し込まれてはいましたけど、最後のところでみんなで体を張って我慢強く戦えたことが勝利につながったと思います。徐々に自分たちの時間帯も増えたので、本当に良い勝ち方というか、神戸らしい勝ち方ができたかなと思います。