初めてJ1に挑戦している岡山にとって、今節はJ1で初の3連勝が懸かる一戦になる。開幕戦でJ1初勝利をつかみ取ったチームは、その後も力強く歩んでさまざまな“初めて”を記録しているが、それも目の前の一戦にチャレンジャーとして挑んで100%以上の力を出し切ってきたからにほかならない。
木山 隆之監督は今節もそのスタンスが変わらないことを強調して準備を始めている。「とにかく、自分たちの力をしっかり毎試合100%出すことにフォーカスしていかないと。そんな簡単なもんじゃない。3連勝とかもあるけど、とにかく湘南に勝つ。その意識だけで十分。練習から集中して全員でまた意思統一してやることが大事」。
ここ2試合に先発してハイプレスとゴールで貢献している岩渕 弘人は、「いまは相手がどことか関係なく、自分たちのサッカーをやれば勝てるとみんなが自信を持ってやれている」と胸を張る。今節も岩渕 弘人が勢いよくピッチを駆け、どん欲にゴールを狙ってチームを先導していってくれるに違いない。
湘南も前節の手ごたえをしっかりと今節につなげていきたい。
山口 智監督は前節後、問題点を見つめ直す必要があることを語ったあと、確かな手ごたえを口にしている。「最後まで組織で戦うというところから、そこに責任を持つ、その中で個を生かすというところに対しては、非常に攻守に良かったんじゃないかなと自分自身は思います」。
そして、今後に向けた明るい兆しを感じ、「悔しさもあるのですけど、やったことによって手につかんだというところを大事にしながら、今後もやっていけるといいなというゲームになりました」というコメントを残して迎える今節、どう試合に入っていくかに注目していきたい。
夏の移籍ウインドーも20日に閉じ、2025年のリーグ戦は終盤戦に突入する。岡山は今週、ユウト バイゴリアの期限付き移籍加入とブラウン ノア 賢信の磐田への期限付き移籍を発表した中、これからも一戦一戦を戦っていき、どこまで昇っていけるかチャレンジを続けていく。加速していくための重要な一戦になる。湘南はこの夏に多くの選手の出入りがあった中、いち早く残留争いから脱していきたいところで、そのためにも早く1勝が欲しい。夏に加入した選手たちと勝利の喜びを味わって一体感を高めるためにも、今節はとても重要な一戦になる。23日19時にキックオフする一戦は、両チームが最後まで熱い戦いを繰り広げることは間違いない。
[ 文:寺田 弘幸 ]
