開幕から3連勝を含む5戦負けなしと好スタートを切った湘南。一転、第6節・神戸戦から3連敗を喫すると、ホームでは第9節・名古屋戦で勝利したのを最後に4戦続けて勝ちなしとなっている。
そんな中、アウェイで迎えた前節・新潟戦では、直近の試合で課題視されていた「立ち上がりの入り方、最初のプレーの仕方、マイボールになったときの選び方」(山口 智監督)にフォーカス。その甲斐あってか、20分にルイス フェリッピが“スーパーミドル”を突き刺して先制するも、終わってみれば1-2の逆転負け。山口 智監督も「先制するところまでは良かったと思うが、それ以降、アタッキングサードのクオリティーだったり、守備のところでも漏れがけっこうあって、最終的にはそれが響いたゲームになった」と悔やんだ。
今節で対峙する岡山も、前節・町田戦はリードしながら勝てなかった。26分に一美 和成が2試合連続となる得点を挙げると、55分には木村 太哉が今季3ゴール目をマーク。このまま危なげなく勝利を飾るかと思われたが、76分と81分に続けざまに失点。加藤 聖が「勝点2を失って、本当にもったいなかった」と悔やんだとおり、連勝を逃したという意味でも手痛いドローとなった。
ただ、第13節・東京V戦から4試合続けてゴールを割れていなかったことを考えれば、ここ2試合で2ゴールずつ奪えていることは、快方の兆しと捉えて間違いないだろう。
注目選手は、互いに6月のFIFAワールドカップ26アジア最終予選で初の日本代表入りとなった鈴木 淳之介と佐藤 龍之介だ。
湘南の鈴木 淳之介は帝京大可児高を卒業後、湘南でプロデビューを飾ると、シーズンを追うごとに出場機会を増やし、今季はここまで全試合に先発出場。主に3バックの左CBを務めているが、もともとは中盤の選手だったこともあり、守備に限らず攻撃にも意欲的に顔をのぞかせ、味方のチャンスを後押ししてきた。その当人は「どれだけできるか楽しみもあるので、自分の全力をぶつけて、それでどうなるかというのをいろいろ学びながらやっていきたい」と、日本代表の活動に胸を躍らせている。
岡山の佐藤 龍之介はFC東京U-18在籍時の2023年8月にプロ契約を結び、今季からFC東京より育成型期限付き移籍で加入している。今回の日本代表メンバーの中で最年少の18歳。「周りからの見方が変わると思うので、自分をしっかりと信じて、周りの声を気にし過ぎずにやっていきたい」と話している。
両サポーターにとっても、前半戦のラストゲームで勝利を飾ること、そして笑顔で代表選手を見送ることは悲願だろう。試合の行方を楽しみに、週末を迎えたい。
[ 文:河合 萌花 ]
