劇的な幕切れ。決勝点が生まれたのは90+8分
横浜F・マリノス
監督
まずはホームで2試合連続で敗れて連敗となる試合をしてしまい、ファン・サポーターの方には本当に申し訳なく思います。前節(・FC東京戦)と同様、相手を分析して自分たちが狙った形、やりたいことが多く出た場面はありました。ただ、失点の場面は変わらずチームとして足らない部分が出てしまいました。前節と同じような失点で最後に決勝点を献上してしまったことを深く受け止めて、このような習慣、クセを打ち消すために毎日トレーニングから上げていかないといけないと感じています。 --決勝点の場面のリスク管理について、どのように感じていますか。前節の反省を生かし、「このように備えをしよう」というのはありましたし、失点以外の場面でしっかりできていました。攻撃のCKからの流れからでしたが、セカンドフェーズでも約束事があります。そこに関わったのは交代選手や若い選手が多かった中、チームとして浸透し切れていない、徹底されていないことを反省しないといけません。チームで改善していかないといけないポイントです。もっとさかのぼれば、CKに至ったチャンスの場面でも約束度と違うプレーをした結果、CKになりました。約束事は約束事だし、チームとして狙っているやるべきことなので、それを外してしまうと……。しっかり振り返って、修正しないといけません。 --70分前後を境にこう着した試合を動かす一手やアクションが薄かったように感じます。前半途中も相手陣地に入ってからパワーやゴールに迫る迫力が足りない印象でした。それと同時に前半に痛んだ2人が後半どこまでプレーを続けられるか分からない状況もあり、交代を少し躊躇してしまったところはあります。90分を通して最後に決勝点を取る狙いを持って後半に入りましたが、結局、最後は逆になってしまいました。しっかりと振り返らないといけないと思います。
川崎フロンターレ
監督
得点を取れた場面では取るべき人が取ってくれました。ゲームは、流れがないときに辛抱して粘り強く守って、流れが来そうなときに取れなかった。そんなゲームだったと思います。失点のところも得点を取れなかったところも含めて両ペナルティーエリア、もしくは失点した場面では甘さ、緩さが出た、目立った印象です。当然、プレーしているのは選手ですけど、そこを突き詰めてできるようにしていない私の反省です。そういう思いでいっぱいです。最後、ああいうような勝ち方をしているので、うれしい反面、自分たちの内容というか、選手たちがプレーをし切れないところにもどかしさなど、いろいろな気持ちが自分の中で錯綜しています。 --直接、勝利にはつながりませんでしたが、カギとしていた先制点を取れました。良かったとは思います。入りのところで開始10分近くは相手コートに入る回数が1回か2回くらいしかなかったかなと思います。つまり、ずっと攻め込まれていたような印象だったので、昨季や今季ここまではセットプレーを含めて簡単に失点していたと思いますけど、そこで粘り強く守れたことで流れをいいほうにもってこられて、チャンスがあったときに相手に対して効果的なプレーを出せたと思います。 --前回対戦で5失点の大敗を喫した相手に勝利しました。今日足を運んでいただいたサポーターの皆さんに足を運んでもらえることは非常に良かったと思います。最後に、(川崎Fサポーター側の)ゴールで決めて勝つことができたことは非常に良かったと思います。ただ、勝点3が『4』になるわけではなく、積み上げが最後の結果になるという意味では、ここのところ勝ち、負けを繰り返したり、PK戦になったりする試合が多かったので、今日をきっかけに少しでも1つでも順位を上げていくようにしていきたいと思います。
川崎フロンターレ
--先制ゴールのシーンを振り返ってください。右サイドからの伊藤 達哉選手からのボールに対して、相手CBよりも良いポジションにいれたと思います。そこですごく良いボールが来て、実はあそこは手で肩を引っ張られていたので、あそこで倒れればPKだったかもしれないと思いますけど、冷静にそのままゴールを決められたことが良かったと思います。 --シュートはすごく冷静でした。倒れそうでしたけど、目の前にボールがあったので、それなら続けないといけないといけないと思い、冷静に決められましたね。 --ご自身のゴールもあり、勝利できました。自分のゴールで勝てたことよりも、チームの勝利に貢献できたことがうれしいです。(後半)アディショナルタイムのエリソンのゴールも本当にうれしかったし。「おめでとう」と言いたいですね。 --エリソン選手ポジション争いは熾烈だと思いますが、どういう思いですか。ライバルというよりも、自分が成長するための良き仲間ですね。切磋琢磨しながらお互いに頑張っていこうという気持ちですね。
--劇的な決勝点を振り返ってください。(橘田)健人がトラップした瞬間に、自分の得意なサイドにスペースを作る動きをしました。自分がイメージしたことをしっかりと実行しようと動き始めました。ボールが来たらトラップして逆サイドにシュートを打とうと考えていました。 --GKの動きなどは見ずに、狙ったコースに蹴ったということですか。今回に関しては、GKも見ずにいつも練習しているとおり、毎日繰り返し練習していますので、シュートを打ちました。ダーセン(スベンド ブローダーセン)もよく言うんですけど、「分かっていても速いシュートは取りづらい」。だから、トラップした瞬間にほかに何かやろうとかそういう考えはなく、思い切ってシュートを打ちました。 --ラザル ロマニッチ選手ポジション争いは熾烈だと思いますが、どういう思いですか。とにかく自分にできることを精一杯やることが一番だと考えています。そこに関しては監督の判断だけなので、そこに従うだけです。今までどおり、チームのためにゴールを決める、走るだけだと思います。ロマ(ラザル ロマニッチ)とは毎日、ふざけあったり、話したりしていますので、ポジション争いはチームのためにも良いと思います。FWというポジションはそういうポジションでありますし、何が自分にとってフロンターレの力になれるかを考えながらやっています。やっぱり、フロンターレが勝つことが一番なので。誰がピッチに立ってもフロンターレが勝つことが一番重要だと考えています。
横浜F・マリノス
MF 6
渡辺 皓太
--同点アシストをマークしました。あまり覚えていませんが、攻め込めていれば、あのように高い位置で奪い返したり、セカンドボールも拾いやすくなります。そこで拾ったときや奪った瞬間はチャンスになるので、どれだけ高い位置でボールを回して保持して攻め込めるかが大事だと思います。(クロスは)感覚で上げました。 --70分頃からお互いに構えて、試合を動かしにいく姿勢が見えにくくなりました。相手に持たれる時間が長くなり、自分たちが奪ったときのパワーが足りなくなりました。それまで握れていたし、もっと奪いにいけたと思いますが、そこで受けてしまいました。一度受けてしまうと相手にリズムが出てきて、なかなか捕まえづらくなります。前半の内容を続けられれば良かったとは思います。 --3連敗となりました。恥ずかしい結果ですし、申し訳ない気持ちしかありません。まず一試合一試合にどれだけ準備し、その試合に懸けられるか。これ以上負けたくないので、次は必ず勝点3を取ります。もうどれだけ気持ち込めて戦えるかに切り替えるしかありません。チーム全員で勝点3を必ず取る気持ちを持って準備します。
MF 29
樋口 有斗
--念願のプロデビューとなりました。出場できたことはうれしいです。ただ、短い時間でも結果を残せなかったのと、失点の場面ではもう少しハッキリとしたプレーをしなければいけなかったのですが、自分の未熟さが出たと感じています。自分が絶対試合を決めるという気持ちでは入ったのですが、最後の質や、チャンスの場面でクロスを通し切る力が全然足りませんでした。 --川崎Fが決めた決勝点は、パスカットが起点となりました。(井上)太聖くんに優しいボールで出そうとしたのですが、高めに上がってしまい、1つ奥にいってしまいました。自分の点を取りにいく気持ちが強過ぎて、あの場面でつなぐ選択をしてしまいました。そのつなぐ選択がミスだとは思いませんが、しっかりとつなぎ切らないといけません。あんなプレーをするのであれば、もっと大きくハッキリとしたプレーが求められます。いずれにしろ、技術や考えが足りなかったと思います。 --今日の経験をどう生かしていきますか。今日のミスはもうどうやっても取り返せません。これを糧にして、来週このようなミスが絶対ないようにします。次は自分が勝負を決め切って結果を残すところにつなげたいと思います。