福島がホーム2連戦の2戦目で迎えるのは松本だ。福島は前節、3点のビハインドから追いつく驚異的な粘りを見せながらも、PK戦の末に敗戦。対する松本は前節、岐阜を相手に二度のリードを許しながら追いつき、最後はホームの熱狂の中でPK戦を制した。互いに勝負強さと課題の両面を見せた中で今節を迎える。
ホームの福島は、前節の前半に見せた守備のほころびをどう修正するかが最優先事項。立ち上がりの守備に猛省が必要な状況だが、今節は、ここ6試合でフル出場を続けていた
土屋 櫂大が韓国遠征に臨むU-21日本代表に選出されたため不在に。主軸を欠くスクランブルの中で、いかに組織として耐えしのげるかがカギを握る。
一方で後半に見せた攻撃面の鋭さは特筆に値する。寺田 周平監督が志向するスタイルが功を奏し、中央からの崩しで相手を翻ろうするシーンを幾度となく見せた。その攻撃のタクトを振るのは、前節で3得点すべてに絡んだ
針谷 岳晃。今節もその右足からゴールを演出し、ホームのサポーターに歓喜を届けたい。
一方の松本は、粘り強い戦いの中で個の能力が光っている。 前節はリードを許す展開になりながら、失点を喫しても崩れずに自分たちの形へ持ち込むタフさは備わっている。前節、PK戦でつかみ取った勝利の勢いをこのアウェイの地でも持続させたいところだ。
爆発力のある攻撃陣を擁しながら、現在、守備に課題を残す両チーム。激しいハイプレスと主導権の奪い合いが予想される中で、先に試合の流れをつかみ、勝利への執念を結実させるのはどちらか。
[ 文:近藤 健多朗 ]