明治安田Ｊ１リーグは19日と20日に、第11節の10試合が開催される。
首位に浮上した福岡は、アウェイで清水と対戦。前節は横浜FMを下し、3連勝を達成。開幕3連敗後、7戦負けなしと安定した戦いを続けている。7試合でわずか3失点と堅い守りが備わる一方、攻撃では藤本 一輝、見木 友哉ら新戦力が躍動。シャハブ ザヘディの調子が上がれば、さらなる勢いに乗っていけるだろう。対する清水は水曜日に12節の横浜FM戦をこなし、3-2と逆転勝利。4試合ぶりに勝点3を手にしている。2点のビハインドを跳ね返した勢いを今節にも持ち込めるか。
2位の京都は新潟の本拠地に乗り込む。水曜日に20節の浦和戦をこなし、中2日での一戦となる。その試合では1-2で敗れ、6試合ぶりの黒星を喫した。ハードスケジュールを強いられるなか、曺 貴裁監督の手腕がカギを握るだろう。新潟は横浜FCと引き分け、連勝はならなかった。なかなか調子が上がらないなか、過去対戦では3連勝中と相性の良い相手を撃破し、浮上のきっかけを見出したい。
3位の川崎Ｆはホームに東京Ｖを迎える。水曜日のリーグ戦では神戸に敗れ、7試合ぶりに黒星を喫した。直近4試合は勝利がなく、ここが踏ん張りどころだろう。神戸相手に今季初ゴールを決めたマルシーニョが、ここから勢いに乗っていけるか。東京Ｖは前節、神戸に敗れ、こちらも4試合勝利がない。今節は最終ラインを支える綱島 悠斗が出場停止となるだけに、代わってピッチに立つ選手の出来がポイントになりそうだ。
2連勝で4位に浮上した岡山は、ホームで鹿島と対戦。前節は広島を1-0で撃破した。殊勲の決勝点を挙げた18歳の佐藤 龍之介が、今節も大仕事をやってのけるか。鹿島はＣ大阪に敗れ、3連敗となった。6試合ゴールのない鈴木 優磨が嫌な流れを断ち切る役割を担いたい。
5位の柏はアウェイで湘南と対戦。前節はFC東京と引き分け、5試合負けなしとしたが、そのうち4つが引き分けと勝ち切れない試合が目立つ。途中出場から仕事をこなす木下 康介の起用法がカギを握りそうだ。湘南は京都に敗れ、連勝はならなかった。なかなかチャンスを作れず無得点に終わった攻撃陣が意地を見せられるか。
横浜FCはホームにＧ大阪を迎える。前節は新潟と引き分け、連勝はならなかった。得点力に課題を抱えるなか、ルヴァンカップで結果を出した大卒ルーキーの駒沢 直哉に期待がかかる。Ｇ大阪は名古屋を下し、5試合ぶりに勝点3を手にした。1得点・1アシストの活躍で勝利に導いたイッサム ジェバリが今節も重要な役割を担うだろう。
神戸はホームで町田と対戦。水曜日に川崎Ｆと対戦し、2-1で勝利を収めた。これで2連勝と復調の気配を見せるなか、川崎Ｆ相手に豪快な一撃を叩き込んだ佐々木 大樹が今節も輝きを放てるか。町田は浦和に敗れ、2試合勝利なし。2試合連続で複数失点の守備の修正が求められるだろう。
Ｃ大阪はホームにFC東京を迎える。前節は鹿島を1-0で下している。終了間際の一撃で勝ち切った勢いを今節にも持ち込み、今季初の連勝を狙う。FC東京は柏と引き分け、7試合勝利から遠ざかる。苦しい戦いが続くなか、ルヴァンカップで大宮相手にハットトリックを達成したマルセロ ヒアンが救世主となれるか。
浦和vs横浜FMは、ともに水曜日にリーグ戦の試合をこなしたチーム同士の対戦となる。浦和は京都を下し、今季初の2連勝を達成した。2戦連発の松尾 佑介に今節もかかる期待は大きい。横浜FMは清水に敗れ、6試合勝利なしとなった。2点のリードを守り切れなかった守備の修正がテーマとなるだろう。
名古屋はホームで広島と対戦する。前節はＧ大阪に敗れ、2連敗。再び最下位に転落した。水曜日のルヴァンカップでも富山に敗れ、連覇への道が絶たれている。この苦境からいかに抜け出していくのか。古巣戦となる浅野 雄也と森島 司が意地を見せたいところだ。対する広島は岡山に敗れ、今季2敗目を喫した。得点力不足に苦しむなか、ここまで1ゴールに留まるジャーメイン 良に結果が求められる。
■各試合の見どころをチェック
新潟vs京都
横浜FCvsＧ大阪
清水vs福岡
名古屋vs広島
神戸vs町田
岡山vs鹿島
川崎Ｆvs東京Ｖ
湘南vs柏
Ｃ大阪vsFC東京
浦和vs横浜FM
