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【J1:第30節 清水 vs 大宮 プレビュー】組織的な堅守からの本来の戦い方を取り戻したい清水。大宮を迎えリーグ戦終盤らしい緊迫感のある試合が予想されるオレンジダービー。(06.11.10)

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11月11日(土)J1 第30節 清水 vs 大宮(15:00KICK OFF/日本平)
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 今年はオレンジダービーでまだ勝利のない4位・清水が、14位・大宮をホーム日本平に迎える一戦。どちらにとっても、残り5試合の流れを決めるという意味で、非常に重要な一戦となる。

 日本平でのオレンジダービー2連戦の2試合目となる清水は、前回の新潟戦に1-1で引き分け、次のG大阪戦(前節)で0-3の完敗。リーグ戦ではここ4試合勝ち星がなく、9月に入ってからの8試合では2勝3分3敗。故障者が多く出て、疲労の蓄積も見え始めたことなどもあり、夏場ほどの勢いがなくなっている。

 そのため、4位はキープしているものの、首位の浦和とは勝ち点12差、3位の川崎Fとは8差と、トップ3からは少し離されてしまった。しかし、ここまで来たら、長谷川監督がシーズン当初に掲げた「トップ5」という目標は絶対に達成したいところ。その点では、チーム全員の意識が一致している。その意味でこの大宮戦は、残り5試合に向けて気持ちを切り換えてラストスパートを開始するゲームという位置づけになる。

 清水の開幕前の目標という部分では、その他にも「勝ち点50以上」、「得点は昨年のプラス10、失点はマイナス10」があるが、勝ち点はすでに50に達している。昨年の数字から計算すると、得点は50以上、失点は39以下が目標になるが、現時点で得点は49、失点は34。というわけで、得点数は間違いなくクリアするだろうし、失点数の目標達成も不可能ではない。

 昨年15位だったことを考えると、驚くほど順調に強化が進んでいることがわかる。つまり「ベースの強化」という部分は確実にできている。もちろん、チームとしてこれで満足してしまうことはないが、この時期に多少失速している点については、長谷川監督もそれほど緊急事態とは考えていない。したがって、何か急にやり方を変えるというよりも、「自分たちの戦い方をもう一度きちっと見直して、あと5試合をしっかり戦いたい」という姿勢を強調している。

 もちろん、G大阪戦と栃木SC戦(天皇杯4回戦)の2試合で7失点した点については、守備面の修正が必要であり、その点は火曜日のオフ明けの練習でさっそく確認していた。したがって、これまで通りの組織的な堅守と、早い切り換えからの速いパス回しによる攻撃が見られるかどうか。清水が自分たちの原点に戻れているかどうかという点が、最大の注目点と言えるだろう。

 危機感が強いという意味では、むしろ大宮のほうが上回るだろう。9月に入ってからの戦績は1勝1分6敗で、8月末で8位だった順位が、現在は14位。入れ替え戦ラインの16位・福岡とは勝ち点9の差があるが、ここから清水、鹿島、大分と上位との対戦が続き、その次は残留争いの渦中にいるC大阪とのゲーム。そして最終節は、新潟が圧倒的な強さを見せるビッグスワンでのゲームと、厳しいカードが続いている。

 そう考えると、ここはたとえ勝ち点ひとつでも何とかもぎ取りたいゲーム。スタイル的に似た面のある清水との戦いということもあり、早い時間からリスクを冒して攻めるような戦い方はしにくいだろう。したがって、大宮が集中力の高いゲームをすれば、膠着した展開になる可能性も十分にある。

 そうなると、大きなカギを握ってくるのはセットプレー。「今我々が抱えている守備の問題はセットプレー以外にない」と三浦監督が言うように、大宮は現在セットプレーの守備が課題になっているが、逆にセットプレーの攻撃は得意分野でもある。つまり、両チームにとって、セットプレーが大きな意味を持つゲームになる可能性は高い。
 また、新加入のFWアリソンのスピードは、清水にとって大きな脅威となる。そこでのアリソンと清水DF陣との攻防も大きな見どころとなるだろう。

 派手な打ち合いは期待しにくいゲームだが、お互いの必死さがぶつかり合い、組織vs組織、個人vs個人、そして気持ちvs気持ちと、あらゆる面で見応えは十分にあるはず。リーグ終盤らしい緊迫感のある戦いを大いに楽しみにしたい。

以上

2006.11.10 Reported by 前島芳雄
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