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【J2日記】熊本:プロを目指す子馬たちの奮闘。(09.10.20)

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(C)井芹貴志

スタメンの平均年齢は15.45歳。将来、トップに登録する選手が登場するか楽しみだ

(C)井芹貴志

担架係を務めたのは、普段はスーツ姿の広報や営業スタッフ。下部組織の子供たちのプレーを見る眼差しは、まるで子供を見守る親のよう?

(C)井芹貴志

押し込まれっ放しだったものの、終盤には決定的なチャンスも作った

(C)井芹貴志

試合が終わり、翌日のトップチームの公式戦に備えて選手たちがピッチの修復作業を手伝う

 18日の試合は福岡に0−1で敗れ、通算2勝1分3敗で今年の九州ダービーを終えた熊本。延期になっている44節の愛媛戦も含め、残りは7試合(うち、ホームゲームはわずか2試合)。今年積み上げて来たサッカーを突き詰め、熊本スタイルを貫いて最後まで戦いぬいて欲しい。
 ところで、その福岡戦の前日、ロアッソ熊本の看板を背負ったもう1つの戦いが、トップチームと同じKKウイングで行なわれた。2009Jユースサンスタートニックカップだ。予選Eグループでの第2戦、熊本ユースは神戸ユースを迎えた。
 熊本ユースは今年発足したばかりのため、高校1年生が中心。一方の神戸ユースは既に18歳を迎えている選手が多く、力の差は歴然。スピード、スキル、パワー、戦術…、いずれの面でも圧倒されたのも無理はない。結果的には前半に6点、後半に3点を失って0−9というスコアで敗れた。
 それでも、先制されるまでの約30分と後半立ち上りに3点を失って以降の約40分、つまり90分間のうちの約70分は猛攻を受けながらも耐え、逆に終盤にはカウンターからチャンスを作る等、大敗した中にも今後の成長に期待を感じさせる場面も作った。
「こういうゲームの中でもボールを動かせるというところでの自信はあると思うんです。だけど、ゲームが始まって『探り合い』の時間が過ぎて、相手がやり方を分かって来た後の対応、ゲームの流れを見て、どうすればいいかという判断がまだできない。そこはやりこんでいくしかないですね」と、監督を務めた永尾健次・アカデミーダイレクターは話す。
 このゲーム、翌日のJリーグ公式戦前のスタジアム設営の準備もあって、クラブスタッフやボランティアの皆さんが運営にも携わり、広報や営業スタッフが担架係、ボランティアスタッフがボールパーソンを務める等、いつもとは違った雰囲気。試合後には、翌日の試合に備え、ユースの選手たち自らがピッチの修復を行なう等、クラブ総出でトップチームの九州ダービーに備えた。
「この子たちの中から将来トップに進む選手が出て来た時に、『自分がユースの頃にもこういう手伝いをしたなぁ』という記憶があれば、いろんな人の支えがあってサッカーができてるって事が分かると思うんですよね。そういう事を知っているプロ選手になって欲しい」と前述の永尾氏。こうした選手教育も、育成部門には欠かせない要素。サッカーはもちろん、人格形成の面でも今後の成長が楽しみなユースチーム、長い目で見て行きたい。

以上

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2009.10.20 Reported by 井芹貴志
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