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【J2:第17節 甲府 vs 千葉】プレビュー:もう一度原点に返るべき対戦。イチガンになってJ2のビッグクラブ・千葉にホームで立ち向かえ(10.06.11)

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6月12日(土)J2 第17節 甲府 vs 千葉(16:00KICK OFF/小瀬チケット販売はこちら
スカパー!生中継 Ch185 後03:50〜
--試合速報--
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テレビで散々ワールドカップ関連の番組をやっているから、知らず知らずのうちにワールドカップが楽しみになってきた。チャンネル数の多いNHKはそのなかでも圧倒的パワープレー。日本代表の決勝トーナメント進出を期待しているが、日本代表に何かあっても楽しめそうな気がしてきた(何故か、そういう番組も多い)。ワールドカップに関してはNHKの思惑通り。11日夜からワールドカップの試合中継が始まってしまうが、12日はJ2リーグ戦・ほぼ折り返し地点の第17節。甲府vs千葉の2位・3位対決はJ2注目のカード。千葉サポーターも気合が入っていて、5月の時点でアウェイゴール裏のチケットは完売。戦術云々ではない凄い試合になる可能性も充分ある。4位以下が接近しているから甲府も千葉も吸収されたくはないし、ここで勝ってコカコーラのCMのような楽しいオフを迎えたい。

負けたときのダメージが大きいのは千葉だが、甲府も福岡や栃木や鳥栖に突かれながら後半戦を戦いたくはない。3位・千葉との勝点差を6に広げたい。しかし、今の甲府の現状は中断明けの景色かもしれない。星取表を都合のいい区切り方で見ればここ11試合で9勝2分だが、直近の2試合は苦しい場面が少なくない。政治家も経営者もリーマンショックを言い訳にして庶民を煙に巻くことが出来るが、初物(北九州)に甲府が勝てない理由を誰が言い訳してくれるんだろうか。勝っているときは目立ちにくいが、モノになっていない部分は少なからずあるはず。だから勝てなかった。また、ハーフナー・マイク、片桐淳至、養父雄仁、内山俊彦ら、加入2年未満の選手がレギュラーを取り、昨年までのメンバーと融合して第6節から負けなしで来ているのだが、対戦相手も押さえ所を見極めてきている。それに、甲府はある意味で連立政権なので、勝利を重ねるごとに連立内部での軋みもないわけではない。

選手間の関係が悪いということではなく、お互いの「我」がぶつかる場面が出てその調整が難しくなる場面が出てきた。例えば、ある選手がミドルシュートを打っても決まらなければ、繋いで崩すべきだったと思う選手が出てくる。それがネガティブな感情に繋がれば自滅する。

勝てないときであれば、「なんとか1点取ろう」という気持ちでまとまることも出来るだろうが、勝っているときはどうしても「俺が、俺が」が出て来やすい。山本英臣(リハビリ中)というリーダーがピッチにいないことが痛い。今節はJ2のビッグクラブ・千葉が相手ということで余計な「我」が入る余地が少なくなることを期待するが、前節出来なかったことが今節急に出来るようになるとは思えない。2、3人の選手がスペースを作り、使うというプレーが出来たとしても少数派は多数派に吸収されてしまう。チームプレーまでにはならない。

内田一夫監督は「チームとして個人戦術の原則が出来なければ、チーム戦術は絵に描いた餅。ディテールの積み重ねがチーム戦術になる」という趣旨の話をする。しかし、それを実現するには日本サッカーの育成段階の課題に戻らないといけないので、多少大雑把でも出来る部分からやっていくしかない。内田監督は分かりやすい部分から強調し、場面によっては目をつむることをやりながらチームとして前進させていこうとしている。

今年のJ2では柏と千葉がクラブとして圧倒的な力を持っているが、内田監督は「千葉は柏以上のポテンシャルを持ったチームかもしれない」と言う。出来れば南アフリカに連れて行ってもらいたかった巻誠一郎を筆頭に代表やJ1での経験が豊富な選手が何人もいる。彼らはサポーターのためにもJ2降格の屈辱を1年で晴らしたいはずだし、J2にいるべきチームではない。

オシム監督時代、甲府は何度も千葉の胸を借りていたが、一度も勝てなかった。J2で対戦するのは初めてだが、この対戦でも個の能力で局面を打開出来る場面は少ないだろうから、スペースを作る・使う、幅を広げてギャップを突くという局面の戦術をバランスを取りながら発揮して主導権を少しでも長く取りたい。それが出来なければ千葉が主導権を取っているときにボールの奪いどころをはっきりさせて、守備から攻撃に切り替わった瞬間の動き出しと判断で勝負するしかない。

そう簡単にはビルドアップはさせてもらえないだろうから、千葉のディフェンスラインの裏を狙うことが重要になるだろう。期待は出来ても、どんなマッチアップになるのか想像出来ないが、最後の頼みはホームのアドバンテージ。小瀬の収容人員(17,000人)に近い観衆になると思われるが、サポーターの声と気持ちで選手の闘争本能を高ぶらせて勝たせるしかない。それが小瀬の力。
「お互いにやることが見えているから我慢比べ。難しい戦いになるが、相手よりも少しでも賢く、タフにハードワークしたい」(内田監督)

能力が高い選手が多い千葉を相手に、甲府が原点回帰してイチガンとなれるかなれないかの勝負になる。お互いに変に構えることはないだけに激闘が予想されるが、千葉に初勝利して後半戦に繋げたい。

以上

2010.06.11 Reported by 松尾潤
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