今節は注目の“J2天下取り物語”がある。
そもそもこの企画は大分から仕掛けたもので、シーズンパスを販売するにあたってプロモーションを考えたところ、「ゲーム性を持って楽しみたい!」と戦国武将ブームに着眼して生まれた。
そこで昨季のシーズンパスの販売席数がほぼ同数の甲府に挑戦状を叩き付け、「戦いを挑まれて黙っているわけにはいかない」(海野一幸 ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブ代表取締役会長)と新たな“戦国ダービー”が生まれた。
他のダービーとの違いは、対戦チーム同士の勝敗だけでなく、シーズンパスの販売数、ホームゲーム、アウェイゲームでの来場者数で勝負を決するという点で、かなり斬新。であるが前哨戦となるシーズンパス販売数において4日現在で甲府7431枚に対し、大分は6712枚。その差719枚と大きく水をあけられている。
これはマズいと思ったのか、居城(大分銀行ドーム)近くの作戦本部(大分FC事務所)で曲者共が秘密会議をしているとの情報を得たので伝令としては、皆さんに報告の義務があると思い、忍び込んでみた。
曲者その一「返り討ちじゃないか。大丈夫なのか?」
曲者その二「これは想定内だ。相手の力を最大限に引き出し、それ以上の力で仕留める。これはエンターテイメントの極意なんだ」
(おっ、それアントニオ猪木の極意じゃないか。さ、さすが猪木イズムを受け継ぐ曲者その二)
曲者その三「では秘策があるのだな」
曲者その二「シーズンパスについては後に大友宗麟公(青野浩志大分FC社長)から伝達が出る。今回はアウェイの来場者数で圧倒せねばいかぬため、援軍(スポンサー)から特製応援グッズ『天下取り扇子』が支給されるのだ」
曲者その一「おおっ、それは心強い。大分トリニータ関東軍も参戦するとの情報も入っているし、多くの兵力(観客入場者数)が集まりそうだな。得意のアウェイジャックで武田信玄(海野会長)も青ざめるに違いない」
曲者その二「さらに軍師(田坂和昭監督)には手加減はいらぬ、徹底的に叩き潰せと命じている」
曲者その三「確かに甲斐の国(甲府)には強力な舶来者(ダヴィ)がいるからな」
曲者その一「思い出したくもない。奴は我々がJ2に降格した年の開幕戦(●2−3名古屋)で、2発叩き込まれ苦い思いがあるからな」
曲者その二「我々は3連勝と勢いに乗っている。この戦(試合)に勝って天下取り(J1昇格)に弾みをつけるぞ」
全員「おおーっ!!」
こんな感じで延々に続く会議は一昼夜続けられている。すべてはJ2天下取り物語に勝つために。
曲者その一「おいっ、曲者その二は敵陣に出向くのだろ?聞いた話しでは敵地の“ぶどう酒”は近年品質が良く、かなりの美酒らしい。祝杯用に買ってきてくれ」
曲者その三「“桃”に“ほうとう”もね」(おいおい(苦笑))
以上
2012.04.04 Reported by 柚野真也
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