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【J2:第14節 東京V vs 神戸】プレビュー:聖地から「Jリーグ、20周年おめでとう!」東京Vは、首位・神戸討ちで花を添えたい。(13.05.12)

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Jリーグ20周年の祝賀ムードで盛り上がる中、その聖地である国立競技場で行われる。さらに、対戦相手が現在首位を走る神戸と、東京Vにとってはモチベーション上がる最高の舞台が整った。ただ、三浦泰年監督は「だからといって、リーグ戦ということを考えた上では、この1試合だけが特別であってはいけない。いつも通り、我々が常に目指している、普段の練習でやってきたことが試合でどれだけだせるか、が一番大事」だと、冷静に語る。その上で、「結果として、自分たちが追求するものが出る良い内容で、さらに勝利することができれば最高だと思う」。いつもと同じように戦った末、試合後に「特別に良い日だった」といえるよう、今節も自分たちのサッカーの追求に努める。

選手たちにも、相手が首位であることに対して特別な気負いはないようだ。当然「強いんだろうな、と思います」(飯尾一慶)、「いつもよりもキーになる選手が多いと思うので、しっかり対応したい」(鈴木惇)など、警戒を強めていることは言うまでもない。だが、やはり「大事なのは、東京Vのサッカーをやることが第一」鈴木は改めて強調する。
その、“自分たちのサッカー”を追求していくなか直面している課題が、先制したあとの戦い方と言えるのかもしれない。前節vs群馬戦も、「決して良い試合じゃなかった」と、飯尾は振り返る。「あの試合は、“(勝点)『3』とるサッカーができた”という感じ。先に点をとると、どうしてもああなりがち。勝ち急ぐからか、簡単に蹴っちゃう傾向がある」。「勝ちたい!」の気持ちがいかに強いかの表れであることは間違いない。「先に点を取ったのに、その後追いつかれちゃうと、『もったいない』って気持ちになっちゃう」それを避けるために、クリアを選択する選手もいれば、あくまでつなごうとする選手もいてと、意思疎通にズレが生じてしまうのだと飯尾は分析する。「もし先制できても、相手にボールを持たれる時間が長いと辛い。特に神戸は前に2人も外国人選手がいるし、80分以上耐えるのは無理。全員が同じ気持ちで最後まで戦いたい」。
そこで、1つ大きなポイントとなるのが、繰り返しとなるが、「2点目」をしっかりと奪うことだろう。飯尾のことばが示す通り、耐え凌ぐ戦いよりも、主導権を握って戦うことこそがチームが目指し続けている戦い方である。東京Vは、2点目が奪えると、どんどんリズムに乗っていける傾向があることは確かだ。「先制して、『いつもとは違う』っていうところを見せたい」ここ数試合、不完全燃焼が続いている西紀寛も、よりアグレッシブに戦うことを誓っていた。

さらにこの試合、特に注目したいのが、神戸の攻撃陣と東京Vの守備陣の攻防ではないだろうか。東京Vの選手に聞くと、全員の口から出る名前が「田代有三、ポポ、マジーニョ」の攻撃3枚。その強力前線を、東京Vがいかに封じるか。守備の要・刀根亮輔の負傷離脱は痛恨だが、逆に、このタイミングで離脱中だった福井諒司の復帰の目処が立ったようだ。「出るからにはケガは理由にならない。中途半端な気持ちで出るなら、他の人が出るべき」と、合流6日でピッチに立つ覚悟と責任を福井はかみ締めている。また、前々節の横浜FC戦で痛恨のミスを犯した金鐘必も、前節しっかりと無失点に抑えたられたことで自信を取り戻せたようだ。「神戸がJ1から来た上手い選手が多いから、ラインの統率、裏のスペースのケア、カバーなど、すべて集中してやっていきたいです」と、気持ちを引き締め直した。そして、最も冷静なのが、前節Jデビューを果たした井林章である。関西学院大学時代、近所だったため神戸との練習試合は頻繁に行っていたのだという。田中英雄、小川慶治朗、奥井諒、岩波拓也らの名を挙げ「特徴は知っている」と、対応策はイメージできているようである。攻防が楽しみだ。

対する神戸は前節、優勝、J1昇格候補の筆頭G大阪との大一番に勝利し、非常に良いムードが漂っているに違いない。この試合も、取りこぼしなく、しっかりと勝点3を積み上げたいところだ。
13試合9勝3分1敗、得失点差12と攻守とも安定している中、特に充実しているのが、前線の守備ではないだろうか。前節も、FW田代のしっかりとした前からのプレスが、結果として2点目を生んでいる。東京Vも、G大阪同様、ポゼッションが生命線とも言える。厳しいプレスで、相手の思うようにボールを動かさせないことが重要だろう。
また、神戸は全員の攻守の切り替えも非常に速い。ボランチの位置までで多くのボールを奪い、そこから一気にカウンター。田代、ポポ、マジーニョ、小川ら前線の選手が一気に相手ゴールに襲いかかっていく。さらに、ボランチの田中もペナルティエリア内で攻撃に加わっているという形が、1つのスタイルでもある。リーグ最少失点の東京Vの守備を崩すことができるか。注目が集まる。

神戸にも、このタイミングで国立競技場で試合ができることを喜ぶ選手もいるはずである。また、会場では、東京Vの歴代ユニホーム20枚、獲得トロフィーなどの展示が予定されており、ひとりのサッカーファンとしても大いに楽しめそうだ。Jリーグ20周年をお祝いする意味でも、聖地・国立競技場に足を運んでみてはいかがでしょうか。

以上


2013.05.11 Reported by 上岡真里江
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