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【J2:第32節 鳥栖 vs 甲府】プレビュー:夏休み天王山第3弾!昇格レース参戦を掛けた上位との対決。勝点差を縮めるために鳥栖は必勝!甲府も首位になるために眼下の相手に必勝!(09.08.04)

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8月5日(水)J2 第32節 鳥栖 vs 甲府(19:00KICK OFF/ベアスタ
スカパー!生中継 Ch182 18:50〜(解説:サカクラゲン、実況:南鉄平、リポーター:ヨンヘ)
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※オートプレーの為、実際のメンバーと異なる場合があります。また一部選手はエディットして作成・追加しています。ご了承ください。
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どこに勝っても勝点は3しか入らない。しかし、上位との直接対決では、その差を縮めることができる。他人(他チーム)任せでなく、実力でその差を縮めることが、上位に食い込むための必須条件である。今節でJ2リーグ戦は32節、残りは20試合と否が応でも残り試合を考えながら戦わないといけない時期に入ってきた。

鳥栖は、第2クールに入って第20節札幌戦、第22節C大阪戦、第28節仙台戦と上位との直接対決で勝点差を縮めることができた。同じ勝点で並んでいた第30節水戸戦では、優位に進めながらも敗れはしたが、上位陣も敗れたことで勝点差が広がることはなかった。そして、勝点差が10ある甲府を今節迎えることになる。鳥栖にとっては、大事な一戦であることは言うまでもない。
対する甲府は、第26節湘南戦で敗れはしたものの、第28節C大阪戦で引き分け、第29節東京V戦、第30節仙台戦で確実に勝点差を詰めて、第29節以降に順位をひとつずつ上げていき、前節終了時点で首位C大阪に勝点差1まで詰め寄った。
今節の結果次第では、今季初の首位に立つことになる。長く、C大阪と湘南が繰り広げてきた首位争いにあらたな一石を投じることになるのである。昇格争いに食い込みたい鳥栖とここで一気に首位に立ちたい甲府との一戦は、間違いなく今節の注目カードである。

鳥栖は、ハーフナー マイクが得点すると全試合を勝利している。14試合で9得点。1試合あたり3.50本のシュートを放っている。彼の加入が鳥栖の快進撃の要因の1つであることは間違いない。あの高さがあるだけで、相手DFは必要以上に気を使う。そして、左右の幅を使った攻撃の起点がさらに相手に脅威を与える。左サイドハーフ島田裕介と右サイドハーフ武岡優斗である。彼らは好機と見ると容赦なく前線を追い越してゴール前に顔を出す。ボランチに入る高地系治も高橋義希も同様である。さらに右サイドバック柳沢将之、左サイドバック日高拓磨もクロスやミドルシュートの意識は高い。第2クールの好調ぶりは、鳥栖の攻撃が機能し始めたことで一気に加速した。

対する甲府は、FWにガウボンが加入してさらに攻撃力が増している。ショートパスをつないで、相手陣容に緩みを与えて一気にゴール前に攻め込んでくる。高さのある森田浩史が2列目に入ることで、高さという前線へのターゲットが1つ増えた。これにFW片桐淳至と大西容平が逆サイドから飛び込んでくることで、ゴール前での決定機が増えている。MF藤田健と石原克哉も虎視眈々とゴールを狙っている。甲府が2位に上がってきたことも納得できる攻撃力である。

鳥栖と甲府。単なる7位と2位の対戦であるだけではない。上位がもたつく間に昇格争いの主役に躍り出た2チーム同士の戦いというだけでもない。この2チームの対戦には、サッカー通を唸らせるだけの魅力がある。システムこそ違うが、“得点を奪うための守備”には共通したものがある。高いところから相手にプレッシャーを与え、奪った瞬間に全員が一気に攻撃モードに入ることである。手段(ボールの運び方)こそ違いがあるが、“相手守備を緩ませる攻撃”にも同じような意図が見える。
鳥栖は、DFまで含めたタテへの突破と相手を引きつけておいてのサイドチェンジで、相手DFを緩ませる。甲府は、ショートパスをつないで相手選手を引きつけスペースを作らせて、相手DFを緩ませる。そして、両チームとも緩んだスペースを一気に突いてゴールを奪う。
ゴールを奪う過程に違いはあるが、フィニッシュを迎える局面での強さは、ファンならずとも見ている人を惹きつける。相手のウィークポイントを突くことも重要だが、持てるストロングポイントを前面に出して戦う姿を見てみたい。いや、一進一退の試合に私たちは間違いなく一喜一憂している。本当に楽しみな一戦である。(鳥栖にとっては)夏休みに入っての『天王山第3弾!』目が離せない一戦が続く。

戦術の戦いもあれば、個の戦いもある。
片方がボールを奪えば、奪われた方は必死にボールを取り返しに来る。
片方がボールをゴールに向かって運べば、片方は必死にそれを阻止する。
片方がゴールを奪えば、片方は取り返すことに必死になる。
そこにドラマが生まれ、見ている人は惹きつけられる。
ボール運びが上手く行った背景には、必ず相手のミスがある。
ミスがあるからこそ得点が生まれ、奮起の要因ともなる。
この繰り返しこそがサッカーであり、魅力でもある。
サッカーは、シンプルであるからこそ飽きることがない。

以上

2009.08.04 Reported by サカクラゲン
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