明治安田生命Ｊ１リーグは25、26日に第25節の9試合が行われる。今季も残り10試合となり、優勝・残留争いはここからさらに激しさを増していくことになるだろう。
首位に再浮上した横浜FMは、横浜FCとのダービーマッチに臨む。前節はFC東京を下し、2連勝を達成。接戦をものにする勝負強さを示しており、今節もしたたかな試合運びを見せるだろう。対する横浜FCはＣ大阪に敗れ、2連敗。2試合連続で無得点に終わっている攻撃陣が意地を見せたいところだ。
2位に転落した神戸はFC東京と国立で対戦する。前節は柏に勝ち切れなかった。大迫 勇也がゴールを量産する一方、中盤を支えていた齊藤 未月の負傷離脱は大きな痛手となるだろう。代わってピッチに立つ選手が強度の高い守備を担保できるかが、ポイントになりそうだ。FC東京は横浜FMに敗れ、3連勝はならなかった。終了間際の失点で敗れただけに、終盤の戦い方がテーマとなる。
3位の名古屋は6位のＣ大阪の本拠地に乗り込む。前節は浦和に敗れ、連勝が2でストップした。契約上出場できなかったキャスパー ユンカーが、チームに再び勢いをもたらす活躍を見せたいところだ。Ｃ大阪は横浜FCを下し、3試合ぶりに勝点3を手にした。ここ5試合で3得点と好調を維持する“夏男”のレオ セアラに今節も期待がかかる。
4位の浦和はアウェイで湘南と対戦。前節は名古屋を下し、5試合ぶりに白星を掴んでいる。ACLプレーオフから中2日での一戦となるが、2戦連発と勢いに乗るホセ カンテが今節も結果を残せるか。対する湘南はＧ大阪に敗れ、3試合ぶりの黒星となった。それでも大橋 祐紀が3試合連続ゴール中と好調を維持しており、今節もこのストライカーにかかる期待は大きい。
5位の鹿島はホームに新潟を迎える。前節は鳥栖に2-1と競り勝った。知念 慶が復活のゴールを挙げたのは好材料で、豊富な前線のタレントのパフォーマンスが今節もカギを握るだろう。新潟は福岡を下し、3試合ぶりの勝利を挙げた。積極的なプレーを見せる新加入の長倉 幹樹に移籍後初ゴールは生まれるか。
柏はホームで広島と対戦。前節は神戸と引き分け、3戦負けなしとした。守備の安定が備わってきた一方、凄みを増す細谷 真大が今節も結果を残せるか。対する広島は川崎Ｆを下し、2連勝を達成。1得点・1アシストと加入後すぐさま結果を出したマルコス ジュニオールに加え、復活のゴールを決めた満田 誠にも大きな期待がかかる。
その広島に敗れた川崎Ｆは、ホームに札幌を迎える。終了間際の失点に屈しただけに、ダメージは小さくないだろう。新加入のバフェティンビ ゴミスが3連敗中のチームを救う活躍を見せられるか。一方の札幌は京都に敗れ、8試合勝利から遠ざかる。こちらも苦しい戦いが続くなか、失点が減らない守備組織を上手く立て直したいところだ。
京都はホームで福岡と対戦。前節は札幌を下し、連敗を2で食い止めている。加入後初ゴールを決めた原 大智のパフォーマンスに注目が集まる。福岡は新潟に敗れ、6連勝はならなかった。堅い守りは備わるだけに、求められるのは得点力。8試合ゴールから遠ざかる山岸 祐也の爆発が待たれる。
鳥栖はホームにＧ大阪を迎える。前節は鹿島に敗れ、4試合勝利なしとなった。先手を奪われる展開が目につくだけに、先行逃げ切りパターンへと持ち込みたい。Ｇ大阪は湘南に2-1で競り勝った。スタメン起用に応え、今季4点目を決めた宇佐美 貴史が今節も勝利に導く活躍を見せられるか。
■各試合の見どころをチェック
湘南vs浦和
鹿島vs新潟
横浜FCvs横浜FM
柏vs広島
FC東京vs神戸
川崎Ｆvs札幌
京都vs福岡
Ｃ大阪vs名古屋
鳥栖vsＧ大阪
