明治安田生命Ｊ２リーグは26日に第5節の11試合が行われ、首位のＣ大阪は金沢に2-2のドロー。開幕5連勝はならなかった。
開始4分にブルーノ メネゲウのゴールで幸先良く先制したＣ大阪だったが、26分にメンデスにゴールを許し、今季初失点。63分に杉本 健勇の豪快な一撃で再度勝ち越すも、後半アディショナルタイムにPKを献上し、土壇場で追い付かれた。引き分けに終わったＣ大阪は2位に順位を落としている。
代わって首位に立ったのは熊本。9分に清武 功暉の今季4点目で先制すると、41分に平繁龍一のPKで追加点。長崎に付け入る隙を与えず2-0と快勝を収め、得失点差でＣ大阪を交わし首位に躍り出た。
岡山も好調をキープしている。押谷 祐樹のゴールなどで2-0と北九州に快勝を収め、3勝2分と負けなしで上位2チームを追走している。前節まで2位の讃岐は徳島との「東四国クラシコ」に1-2で敗れ、今季初黒星。順位も6位に後退した。逆に徳島はようやく今季初勝利となった。
京都をホームに迎えた札幌は、エース都倉 賢がまたしても爆発。3分と51分にゴールを奪い3-1の勝利に導いた。これで都倉は今季早くも6点目。スタートダッシュに成功したチームを、文字通り大黒柱としてけん引している。昨季のＪ１対決となった山形vs清水の一戦は、32分に生まれたミッチェル デュークのゴールを守り抜き、清水が勝利。山形はいまだ勝利なしと早くも苦境に立たされている。
後半に激しく試合が動いたのは、松本vs山口。松本の1点リードで迎えた52分、オウンゴールで山口が同点に追い付くと、59分に岸田 和人が逆転ゴールをマーク。しかし79分、松本は田中 隼磨のゴールで2-2とし、その3分後には岩間 雄大が逆転ゴールを叩きこんだ。ところがこのまま試合が終わるかと思われた90＋4分、山口は原口 拓人が起死回生の同点弾。壮絶な撃ち合いは3-3の引き分けに終わった。
東京Ｖvs町田の「東京クラシック」は、0-0で迎えた90分、鈴木 孝司が値千金の決勝ゴールを叩きこみ、町田が1-0で勝利。3連勝で5位に浮上した。同じく3連勝を達成したのは岐阜。レオミネイロのゴールで水戸に1-0と競り勝ち8位に上昇。千葉vs群馬、横浜FCvs愛媛の一戦は共にスコアレスドローに終わっている。
■試合データ
札幌vs京都
山形vs清水
松本vs山口
岡山vs北九州
讃岐vs徳島
岐阜vs水戸
千葉vs群馬
東京Ｖvs町田
横浜FCvs愛媛
Ｃ大阪vs金沢
長崎vs熊本
