川崎Fは直近の公式戦5試合で4勝1敗と調子を上げている。最前線ではレアンドロ ダミアンが復調。福岡との連戦になった天皇杯準決勝、明治安田J1第30節でともに4-2と、堅守の相手を一蹴した。リーグ前節・福岡戦では遠野 大弥、小林 悠、宮代 大聖という途中出場の3選手が活躍して1-2から逆転勝利。登里 享平の欠場によって左SBで起用された瀬川 祐輔も流れの中からゴールを奪っている。さらにバフェティンビ ゴミスは2アシストを記録。サブ組も状態を上げているのは朗報だ。
登里をはじめ、車屋 紳太郎、佐々木 旭と守備陣に負傷離脱者が増えてしまっているが、ジェジエウが先日の練習試合で45分プレー。この試合で3月以来となる公式戦での復帰を果たす可能性がある。また、登里も間に合えば、かなりメンバーがそろった状態で試合を迎えることができそうだ。
川崎Fはリーグ前節を終えた足で空港近くに移動し、21日の午前に日本を発ってタイに飛んだ。バンコクの隣町にあるパトゥムターニー県に移動している。中3日での試合になり、移動もあって厳しい部分もあるだろうが、鬼木 達監督は「その前に2週間空いた」ということを前向きに捉えている様子。
「福岡戦の勝利は忘れる。(ACLでは)これからタイのチームとの2試合が待っているわけだが、グループステージ突破に向けて非常に大事な2試合になる。しっかりとグループステージを突破してチャンピオンになるために重要なゲームになる」 バフェティンビ ゴミスも意気込んでこのようなコメントを残している。
昨季無冠に終わった川崎Fは、今季もリーグ戦で優勝の可能性がついえた。JリーグYBCルヴァンカップも敗退。天皇杯は決勝まで勝ち進んでいるものの、このACLは悲願のタイトルでもあり、気持ちが入っている。
相対するパトゥムユナイテッドには、今季途中まで川崎Fに在籍していたチャナティップが所属する。所属した約1年半でチーム内、そしてサポーターからも愛された好漢は川崎Fの強みや特徴をよく知っている。川崎Fとしても彼の長所と短所は把握しているわけだが、力のある選手というのを理解しているだけに、怖い存在だ。
暑さも心配される中ではあるが、川崎Fとしては試合の入りから主導権を握って進めたい。そして目指すはACL3連勝だ。
[ 文:田中 直希 ]