グループEの首位に立っているのは3連勝中の広島だ。カヤFC(フィリピン)にホームで3-0の勝利を収めてスタート。前々節の東方(香港)とのアウェイ戦は、1点ビハインドから逆転するも追いつかれる苦しい展開となった中、終了間際に荒木 隼人が勝ち越し点を奪って勝利。そして、前節は広島と同じく2連勝を果たしたシドニー(オーストラリア)とホームで対戦。東 俊希とピエロス ソティリウがゴールを挙げて2-1で競り勝った。
ミヒャエル スキッベ監督はリーグ戦とメンバーを入れ替えながらアジアの舞台で強さを示しており、多様な相手と戦える国際大会を楽しんでいる。前節が終わったあとには「3試合、ACL2の試合を戦いましたが、どのチームも非常に興味深く、素晴らしい大会だと思います。2週間後に(行われる第4節で)アウェイでシドニーと戦えることを楽しみにしています」と話しており、グループEで首位を争っているシドニーとの再戦はとても興味深い一戦になるはずだ。
シドニーはオーストラリアのチームらしいフィジカルの強さだけでなく、テクニカルな部分にも特長があるチーム。しっかりとしたビルドアップから攻撃を組み立て、アタッキングエリアではワンツーやフリックを使ったコンビネーションを駆使してゴールに迫ってくる。
ホームでの対戦が終わったあとに大迫 敬介が「相手の前線の2枚が縦関係になって1人がずっとフリーでいたので、そこはみんなで共有しましたし、ペナ(ペナルティーエリア)周辺のクサビに対してみんなが潜ってくるので、しっかりとマークにつくことはピッチの中で話していました」と語っていたポイントは、今節も気をつけないといけない点になるだろう。
試合が最後までもつれることも覚悟しないといけない。シドニーは前節で終了間際に1点を返す粘りを見せており、またオーストラリアへ帰国したあとも最後まで勝負の行方が分からない戦いを続けている。
10月27日のオークランドFC戦は0-0で迎えた終了間際にセットプレーから失点を喫して敗れているが、11月1日のブリスベン・ロアー戦は2-2で迎えた終了間際にジェイデン クチャルスキがゴールを奪って勝利を収めている。今節も最後までタフに戦ってくるに違いない。
広島は3日に明治安田J1第35節・京都戦を戦ってから中3日で臨む。京都戦からメンバーを入れ替えたとしても、10時間を超えるハードな移動を経たあとに戦う難しい試合になるが、「シドニーも(前節で)同じことをやって最後の最後まで走れていたので、自分たちもそれをやらなきゃいけない」とミヒャエル スキッベ監督。勝てばノックアウトステージ進出が決定する一戦に向けて、広島はしっかりと心身の準備を整え、チーム一丸となって勝利を目指して戦い抜く。
[ 文:寺田 弘幸 ]