1週間後の“再戦”は、町田のホーム・町田市立陸上競技場で――。AFCチャンピオンズリーグTwo 2026/27(ACL Two)グループG第4節は、目下3連勝中の町田が、1勝1分1敗の上海申花(中国)をホームに迎える。1週間前に対戦した肌感覚が残るチーム同士の一戦は、きっと白熱するに違いない。
ACL Twoでは3試合ぶりにホームで戦う町田は、直近の公式戦にあたる明治安田J1第13節・G大阪戦を0-0で勝ち切れなかったが、この結果により、公式戦8試合連続無失点を記録。10月開催の全7試合をクリーンシートで駆け抜けてきた“無失点街道”は、11月に月が変わっても続いている。
G大阪の枠内シュートをことごとく阻止した守護神の谷 晃生は相変わらず絶好調をキープし、仮に谷 晃生の届かない範囲に相手のシュートが飛んできても、キム ミンテが体を張ってブロック。「90分間集中力を切らさず、チームのコンセプトをやり切ることを重要なテーマとして掲げてきた」黒田 剛監督の守備コンセプトが隅々まで行き渡り、“結果が結果を生むサイクル”を作り出せていることも、チームが無失点試合を続けられる要因となってきた。
1週間前の上海申花戦と同様に、町田の勝ち筋はロースコアの展開。仮に前回対戦のように先制する展開に持ち込めなかったとしても、谷 晃生を中心とした守備陣が無失点で試合を進め、少ないチャンスをモノにする“黒田式勝利の方程式”の完成へ導くことが、グループステージ開幕4連勝につながっていく。
今節に向けて、闘志を燃やしている選手の筆頭格が西村 拓真だ。現在、西村 拓真は公式戦4試合連続先発出場中。その期間には中2日での連続先発出場が2回もあったにもかかわらず、試合開始からフルスロットルでピッチを駆け回ってきた。ただ連戦下だと、試合間隔が短いぶん、体力回復にあてられる時間は少ない。それでも西村 拓真は「体力面はまったく問題ないし、むしろ、これだけ多くの試合でサッカーができることを幸せに感じている」と話し、自身の中での充実感をにじませる。
ただ、この公式戦4戦連続スタメン出場期間中、J1第11節・清水戦のハットトリック以外ゴールをマークできていないことに責任も感じている。「とにかく、もっと勝利に直結する結果を残したいし、やるべきことを徹底していれば、結果はおのずとついてくると思っています」とは西村 拓真の言葉だ。中3日で迎える上海申花戦に向けては、「ゴールに直結するプレー選択ができるように取り組んでいきたい」と言葉に力を込めた。

先発出場を続けている西村拓真。清水戦以来のゴールに向けて闘志を燃やしている
なお、上海申花のFWラファエル ハットンは前節の対戦でも厄介な存在だったが、C大阪に所属していた元Jリーガーとしてのプライドもあるだろう。日本の地でJリーグのクラブに一泡吹かせようと、エンジン全開で向かってくるに違いない。
[ 文:郡司 聡 ]
