横浜FMは前節、ホームで浦項(韓国)と対戦。韓国国内カップ戦決勝を控える浦項が外国籍選手を遠征に帯同させない「セカンドチーム」(パク テハ監督)で臨んできた中、ゲームを支配する。41分に松原 健のカットを起点に最後はヤン マテウスが仕上げて先制する。後半、再三の決定機をモノにできない中でも安定的にゲームを運ぶと、アディショナルタイムにPKで追加点を奪い、直後の相手PKはGK飯倉 大樹がストップ。ACLEのホームゲームに限れば、3試合連続のクリーンシート勝利を飾った。
この勝利で横浜FMは勝点を『10』に伸ばし、3位をキープ。12チームのうち上位8チームがノックアウトステージに進出できる中、リーグステージ敗退となる9位・ブリーラム(タイ)との勝点差は『3』。そのブリーラムを含めて勝点7で5チームが並んでおり、今節の結果次第では2試合を残し、リーグステージ敗退圏と勝点差を『6』にまで広げられる可能性がある。
横浜FMは今節が浦項戦から始まった公式戦4連戦の3戦目。しかもここまでの試合間隔はすべて中2日という強行日程のため、直近の明治安田J1第37節・湘南戦から大幅なターンオーバーを行うことが濃厚だ。構成の中心は浦項戦の先発のピッチに送り出された面々になりそう。
一方、エース・アンデルソン ロペスは浦項戦から3試合続けての先発となる可能性があり、ヤン マテウスやエウベル、山根 陸ら先発が予想されるメンバーも湘南戦で途中出場し、蓄積疲労がないわけではない。さらにオーストラリアまでのフライト時間は10時間弱。湘南戦直後にそのまま羽田空港に向かい、機中で夜中を過ごしただけに完全に疲れがとれるはずがなく、フレッシュなメンバーをどう起用するのかという部分もポイントになる。
そこで出場に意欲を燃やすのが、湘南戦では途中出場で逆転勝利に貢献した水沼 宏太。「僕は疲れていない(笑)。まさか中2日で一番遠いところに行かないといけないのはビックリしたが、これも強いチームの宿命。湘南戦の流れをオーストラリアでも見せて帰ってきたい」と意気込む。
対するCCマリナーズは前節、神戸とアウェイで対戦し、2点ビハインドから一時同点に追いつく粘りを見せたが、終盤の佐々木 大樹の一発に沈み、2-3で敗戦。今節も [4-4-2]のブロックからカウンターを狙うオーソドックスな戦いをしてくるだろう。横浜FMとしてはできるだけ早い時間帯に試合を動かすことでCCマリナーズを前に誘い出し、少しオープンな展開に持ち込んで2点目を奪って、勝負を決めるのが理想の試合運びとなる。
[ 文:大林 洋平 ]