川崎Fとしては、日本代表に谷口 彰悟と山根 視来が、U-24日本代表に旗手 怜央、三笘 薫、田中 碧が招集されており、主力の5選手を欠く。また、6月末からAFCチャンピオンズリーグでの戦いが始まるため、チームの底上げを図りたい。離脱していた山村 和也は全体練習に合流していて、ここで復帰する可能性もあるだろう。ただ、鬼木 達監督は「今までと何も変わらない。一番、勝つためにどうしたらいいかを考えて選手の選考をする。変な緩みが出るような選考の仕方はしない。競争の中で、良いと思った選手が入っていくことになる」と話した。
車屋 紳太郎は「相手が最下位でも、上位でも、勝つ難しさは変わらない感覚がある。どことやっても難しい試合になっているので、たとえ相手が下のカテゴリーのチームでも勝てる保証はないし、自分たちのプレーが出せたときだけ勝てると思っている」と言い、「調整ではない」、「油断することなく」というフレーズを続けた。
川崎Fにとってのテーマは、「今までどおり」。緩むことなく、相手を凌駕して大量得点で勝利をつかむという、リーグ戦でも意識し続けてきたことだ。
その中で、直近の明治安田J1第21節・横浜FC戦ではイサカ ゼインがプロ初出場&初先発を果たし、神谷 凱士が途中出場から初出場を果たすなど、練習でアピールした選手が登用されている事実。どんなメンバーになり、普段どおりの川崎Fの強さが示せるかどうかは見どころになるだろう。
一方の長野は開幕戦に勝利して以降、8戦未勝利とリーグ戦では低空飛行が続いてしまっている。ただ、5月22日に開催された天皇杯1回戦では新潟医療福祉大FCに3-1で勝利。73分に宮阪 政樹が先制点を奪ったものの、90分に失点して延長戦に。99分に水谷 拓磨、116分に佐野 翼が得点して2回戦進出を決めた。
リーグ3連敗のあとに迎えた直近のJ3第10節・今治戦を0-0のドローで終え、連敗を止めることには成功した。9試合を終えて1勝5分3敗と、大崩れはしていないものの、得点力不足に悩まされており、6得点という結果になっている。今治戦で今季初先発となった金園 英学や、ここまで6試合に先発出場している榊 翔太といった選手たちが、いかにゴールに向かうことができるかが、重要なポイントになるだろう。
両者は初対戦となる。どんなゲームになるのか。キックオフは6月9日の18時だ。
[ 文:田中 直希 ]


