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鹿島アントラーズ
鹿島
ヴァンフォーレ甲府
甲府
MF
柴崎 岳
FW
レオ セアラ
後半
45'
DF
小川 諒也
DF
広瀬 陸斗
後半
45'
後半
43'
MF
村上 千歩
DF
津久井 佳祐
FW
ヤン マテウス
後半
38'
FW
徳田 誉
FW
鈴木 優磨
後半
38'
後半
31'
MF
村上 千歩
MF
佐藤 恵介
後半
30'
MF
保坂 知希
DF
メンデス
MF
松村 優太
FW
吉田 湊海
後半
29'
後半
23'
MF
熊倉 弘達
MF
末木 裕也
DF
大森 渚生
後半
17'
後半
14'
DF
メンデス
FW
吉田 湊海
後半
9'
後半
0'
FW
スタチオーリ ミケーレ
MF
水野 颯太
後半
0'
MF
小林 岩魚
MF
和田 拓也
FW
レオ セアラ
前半
34'
思い起こされる記憶――。鹿島と甲府、天皇杯の激闘に新たな1ページ
メルカリスタジアム
15
0
0
シュート数
枠内シュート数
オフサイド数
コーナーキック
フリーキック
警告・退場
7
5
2
3
12
1
0
天皇杯という大会の魅力はカテゴリーが違うチーム同士の戦いが実現するところだ。普段は見られない対戦にはドラマが生まれる要素が潜む。2022年もそうだった。準決勝で鹿島と甲府が県立カシマサッカースタジアム(現・メルカリスタジアム)で顔を合わせたとき、当時明治安田J2で下位に沈んでいた甲府が宮崎 純真(現・徳島)のゴールで鹿島を沈め、そのままクラブ史上初の天皇杯制覇という歴史的な“下克上”を成し遂げた。
翌2023年度大会でも両者は3回戦で相まみえ、PK戦の末に甲府が勝利。2024年度大会のラウンド16では鹿島が2-1で勝利し、リベンジを果たしているが、ノックアウト方式のトーナメントにおいて、クラブが所属するカテゴリーやそれまでの成績はまったく関係なくなる。メルカリスタジアムを舞台に行われる3回戦は、過去の記憶が交錯する緊張感に包まれている。
今季の鹿島は、鬼木 達監督の下、J1リーグ戦を4連勝でスタートさせたが、そこから成績が一転している。9月19日に行われたリーグ前節・川崎F戦でも、終盤に勝ち越しに成功したが、後半アディショナルタイムに同点ゴールを許し、3-3で試合を終えた。連敗は『3』で止まったものの、勝ち切れない姿はいまのチーム状況を表している。
天皇杯2回戦ではアトレチコ鈴鹿を3-0で退け、AFCチャンピオンズリーグElite 2026/27でもニューカッスル・ジェッツ(オーストラリア)を7-1で下すなど、ここまでのカップ戦ではうまく戦えているが、その勢いを持続できていない。攻撃陣が好調なだけに、守備を安定させることが一発勝負を勝ち抜くポイントになりそうだ。

悔しい引き分けに終わったリーグ前節・川崎F戦後。天皇杯で勝利を収め、リーグ戦につなげたい
対する甲府は、J2リーグ戦で苦戦を強いられている。第7節終了時点で2勝1分4敗の17位。リーグ前節・徳島戦も0-1で落とし、なかなか復調の糸口をつかめずにいる。ここまで7試合で5ゴールと、鹿島とは反対に得点力不足に悩まされている。だが、天皇杯2回戦では同じJ2の札幌を3-1で撃破。リーグ戦の不調を忘れさせるようなカップ戦特有の粘り強さと爆発力を生かせるかがポイントになりそうだ。
両者のカテゴリーが違うことは、試合日程の違いにも影響を及ぼす。J1の鹿島がここで連戦を一区切りとして中断期間に入るのに対し、J2の甲府は中2日でリーグ次節のアウェイ・大宮戦に臨まなければならない。鹿島がこの試合にすべてを注ぎ込めるのに対して、甲府はさまざまな面を考慮した選手編成を考えなければならないだろう。

週末にはリーグ戦が控える甲府。渋谷洋樹監督はいかなる選択を下すか
カテゴリーの壁や直近の成績といった前評判を覆すのが、天皇杯の醍醐味だ。鹿島がJ1クラブとしての絶対的な実力を見せつけて波乱の芽を摘み取るのか。それとも、甲府が持ち前の粘り強さを発揮し、再びJ1クラブを呑み込むのか。互いの意地と勝利への渇望が真っ向からぶつかり合う、熱気あふれる90分間が幕を開ける。
[ 文:田中 滋 ]