鹿島は1日のJ1第8節・大分戦と5日のルヴァンカップAグループ第2節・川崎F戦を同じメンバーで戦ったため、大幅に先発を入れ替えて戦うことが予想される。逆に鳥栖はリーグ戦とルヴァンカップで完全にメンバーを入れ替えて戦った。しかし、1日に味の素スタジアムでFC東京戦を戦い、鳥栖に戻って5日に横浜FCとルヴァンカップを行ったあと、中2日で再び関東に舞い戻り、県立カシマサッカースタジアムでこの試合を戦わなければならない。出場選手は違うとはいえ、帯同した選手たちの移動の負担も間違いなくあるだろう。いろいろな意味で難しい試合となりそうだ。
鹿島のザーゴ監督は1カ月で9試合の公式戦を戦う8月について、「全選手を準備させることも大事だと思っています」と話し、ルヴァンカップを戦う前から「その次のリーグ戦のサガン鳥栖戦も考えたチームマネジメントも図っていきたいと思います」と述べていた。ここ2試合は同じメンバーで戦ってきたものの、この試合を見据えた準備を進めてきたと思われる。
ただ、タイトル奪還を目標に掲げて今季に入った鹿島にとって、AFCチャンピオンズリーグに続きルヴァンカップの敗退も決まった直後だけに、再び前を向く材料が欲しい試合だ。リーグ戦では少しずつ勝点を重ねられるようになったものの、いまだ勝点7の12位。首位・川崎Fとは勝点15差が開いている。依然苦しい状況が続いているだけに、同じ順位にいる鳥栖からしっかり勝点を奪いたい。
とはいえ、それは鳥栖も同じ気持ちだろう。良い試合をしながらなかなか勝点に結びつけられないことが続いていた中、前節はFC東京を3-2で下し、今季初勝利をもぎ取った。試合終了後には多くの選手がひざに手をつくほど走り切り、全員で戦い抜く鳥栖らしい戦い方だった。3試合連続で負けなしと結果が伴うようになってきた戦いをこのあとにつなげるためにも、鹿島から勝点を奪いたいところだ。
近年、両者はほぼ互角の戦いを繰り広げており、ホームチームが勝点を手にすることが多くなっている。カシマでの戦いは過去5シーズン、鹿島の4勝1分と負けなしが続く。川崎Fに敗れたあと、三竿 健斗は「今日見せた戦い方ではなく、点を取ったときのような姿勢を最初から出していきたいです」と、3点リードされたあと2点を返した姿勢を最初から見せることを誓っていた。
[ 文:田中 滋 ]

