川崎Fは14日の明治安田J1第27節で鹿島と対戦。立ち上がりから良質なパス交換でゴール前に迫り、カウンターから脇坂 泰斗の見事なコントロールショットで先制した。しかし、後半に入るとペースダウン。少しずつ押し込まれ、エヴェラウドに同点弾を許して1-1の同点で終わった。ただ、試合当日に相手チームに新型コロナウイルス感染症の陽性反応者が出て開催が危ぶまれていたことや、アウェイゲームだったということを考えれば、勝点1は悲観するものではない。試合後、鬼木 達監督もロッカールームに帰ってきた選手たちに前向きな言葉をかけた。
「アウェイで簡単なゲームではなかったし、相手は鹿島だった。鹿島も2位を狙っていると断言しているようなチーム。そういう相手と戦うときには、もちろん勝点3が必要だけど、アウェイで勝点1を持ち帰れたということは、少しずつわれわれも力をつけてきていると思っている。そこをポジティブに捉えて前を向いて行こうという話をした」 迎える今節。ここで勝利を挙げれば、シーズン始動から掲げてきた優勝に王手がかかる。もちろん、緊張感も高まる一戦となるが、「自分たちのサッカー、結果にフォーカスして意欲的に準備していければ」と登里 享平。川崎Fは平常心で、自分たちのやるべきことに集中する。横浜FM戦のポイントでもある、スペースをどう有効活用するかを整理して、勝点3をつかみにいきたい。
対する横浜FMは14日に浦和と対戦。序盤から攻撃陣が爆発した。ジュニオール サントスのゴールを皮切りに、前田 大然、小池 龍太、ジュニオール サントス、水沼 宏太と加点していき、最後は三たび、ジュニオール サントスが決めて大量6ゴール。6-2で快勝した。3連敗を喫していた中で、チームは「フィジカル的にもメンタル的にも消耗していた」(アンジェ ポステコグルー監督)が、「“自分たちのサッカー”をサポーターにお見せしよう」(ジュニオール サントス)と戦った結果、ホーム最終戦で最高の結果を得た。
もちろん、必要なのは継続だ。今節の相手・川崎FはJリーグ最強と言っても過言ではないチーム。それでも、連勝するためにアグレッシブな姿勢は崩さないだろう。良い流れのままAFCチャンピオンズリーグの舞台・カタールに乗り込むことが目標となる。
[ 文:高澤 真輝 ]


