柏は直近の明治安田J1第31節・名古屋戦に0-1で敗れ、来季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得のためには手痛い1敗を喫した。カウンターを封じ込まれた柏は90分を通じて思うように攻撃の形を作ることができずに劣勢を強いられると、後半に守備陣の連係ミスで生まれたスキを名古屋に突かれた。上位陣とは勝点差が広がる結果となり、残り試合数が多いとはいえ厳しい状況に追い込まれた。
しかし、チームに下を向いている暇はない。リーグ戦でも可能性がある限り勝点を積み重ねていくことが重要であり、年明け早々にはJリーグYBCルヴァンカップ決勝が控えている。
「正直痛い1敗だったし、名古屋戦以外にも取りこぼした試合は3~4試合あった。ただ、引きずっていても仕方ない。他力だけどまだギリギリ(ACLの)可能性はあり、4試合全勝することがマストなので変わらずにやっていく。あとはルヴァンの決勝が控えているので、そこに向けてのコンディションとチームとしてのレベルをアップさせていくべきだと思っている」(瀬川 祐輔) 1つでも上の順位でリーグ戦を終え、来年1月4日の決戦に向け、柏の気持ちは落ちていない。現在の柏は[3-4-2-1]で3試合戦っており、今節は大分とのミラーゲームが濃厚。一人ひとりが目の前の相手を上回ることで勝点3を手繰り寄せたい。今季は大分とリーグ戦、ルヴァンカップですでに二度対戦済み。1勝1分と負けていないことを自信に持ち、勝点3を積み上げたいところだ。
対して大分は現在3試合勝ちなし。特にホームに仙台を迎えた直近の試合はミラーゲームを仕掛けてきた相手に開始10数秒で失点を許すと、その後も攻めあぐねているうちに追加点を許し、0-2で敗れた。
この試合に向けては、柏と比べて準備期間が1日短い中2日の連戦で、さらに移動もある厳しい日程。リーグ最終盤でいつも以上に選手全員の力が求められる。1ケタ順位でフィニッシュするためにはもう負けることが許されない中で、片野坂 知宏監督がどのようなメンバーをピッチに送り出すか注目だ。リーグでの前回対戦は粘り強く戦い、オルンガの連続得点記録を止める守備を見せただけに、その経験を生かしたい。
[ 文:須賀 大輔 ]
