札幌は前節、ホームで横浜FMと対戦して1-3で敗戦。前半からアグレッシブな攻防を繰り広げ、後半立ち上がりにアンデルソン ロペスが今季9点目を奪ってリードを得るも、次第に運動量が落ち始め、終盤は横浜FMの鋭い攻撃にさらされて3失点。肝心なところで畳みかける横浜FMに攻撃力の差を見せつけられてしまった格好だ。
そして20日には敵地でJリーグYBCルヴァンカップAグループ第3節・鹿島戦を戦い、こちらは0-3で完敗してしまった。リーグ戦から大幅にメンバーを入れ替えたが、ビルドアップで相手に詰め寄られて押し込まれたり、自ゴール前でのクリアが中途半端になったところを蹴り込まれたりともったいない失点が重なってしまった。退場者が出て数的不利になった難しさもあったが、その後もPKから失点し、「自分たちで自分たちのゴールに得点を入れてしまった」とペトロヴィッチ監督は評した。
一方、北海道に乗り込む仙台の前節はアウェイで横浜FCと対戦して2-2のドロー。最下位の横浜FCからなんとか今季初白星を挙げるべく挑んだが、2点を先行されるという苦しい展開に。内容的にも相手にボールを動かされ続ける難しい状況だったが、そこから粘りを見せた。82分に西村 拓真が決めて1点差に詰め寄ると、一気に猛攻を仕掛けて相手ゴールに迫る。そして後半アディショナルタイム、吉野 恭平が劇的な得点を挙げてタイスコアに。勝点1にとどまったものの、2点差を追いついての引き分けとあって勢いは生まれそうだ。
そしてこちらも週中の21日にルヴァンカップを戦った。敵地での広島戦は互いに球際で厳しく争う展開の中で、75分に途中出場の加藤 千尋が貴重な得点を奪うと、残り時間はチーム全体で粘り強い守りを見せて相手の攻撃をシャットアウト。公式戦12試合目にして今季初勝利となった。
さて、そんなチーム同士の対戦だが、今季は4チームがJ2へ自動降格するとあって、まだ11節とはいえ16位と19位の激突は激しい争いになること必至。リーグ戦で勝利から3試合遠ざかっている札幌はもちろん、水曜日に今季公式戦初勝利を挙げたばかりの仙台も、この試合に勝って上昇気流に乗りたいところである。
試合は24日の13時にキックオフされる。4月の札幌厚別公園競技場はまだまだ肌寒いと予想されるので、現地で観戦の方はご注意を。
[ 文:斉藤 宏則 ]