スコアレスドローで決着。福岡は8位の座を死守
アビスパ福岡
--今日は個人的にはリーグ戦16年連続ゴールがかかる中での途中出場でしたが、ピッチに立ったときはその記録継続への気持ちはどうだったのでしょうか?もちろん個人的な記録をモチベーションにしていたのは確かですし、チャンスがあればゴールを取れたらなという気持ちでピッチに入りましたが、監督からの指示で状況によってはボールをキープして試合を終わらせること、またなんとしても8位で終えようということを、ピッチに入る前とホテルでのミーティングでもおっしゃられていた。 最終的な判断はピッチに立っている選手に委ねられているのですが、なんとしても8位で終わりたいという気持ちの方が強かったので、最後(相手DFと)1対1になった場面もシュートにいけなくはなかったと思いますが、チームのためにというところは昨年も含めてチームで徹底されていた。そういう姿を僕自身も見せなければならないとずっと思っていたので、個人の記録というよりも、チームのためにという思いの方が強かったので、あのプレーは正解だったと思います。
--勝点3を取りにいくのか、勝点1のまま終わらせるのか、非常に難しい時間帯での出場となりました。残り10分ある中での出場でしたが、監督からは最初の5分は点を取りにいってほしい、残りの5分は状況によって引き分けを狙いにいくプレーをということを言われていたので、それを体現するためにピッチに出ていきました。 --今季は個人的に悔しいシーズンになったと思います。夏くらいから調子が良くて練習でも体がキレていましたが、なかなかチャンスが訪れず、そこでも心折れずにやり続けたことを見てくれて、シーズン最後の試合での10分間の出場につながったと思いますが、それだけに結果を残せなかったことは悔しく思います。
FC東京
監督
前半はなかなか良い形が作れませんでしたけど、後半、相手がペースダウンしたときに良い時間を作れた。そこでなんとか1点を取りたかったけど、ゴール前の迫力が出なかったと思います。 --押し込まれる時間も長かった中で守備面の手ごたえは?徳島戦は森重(真人)がいなくて少しバタバタしましたけど、森重が入ってくれて守備の安定という面ではすごく良かったなと思います。相手の2トップをうまく抑えながら、後半は(渡辺)剛も馬力を出してくれて時間とともに良くなってきた。プレスバックや中を閉めること、スライド、コンパクトにすることを一生懸命やってくれたと思います。 --前半は我慢できたという見方もできると思うが?徳島戦では奪ったボールをなかなか前に運べなかった。それはこの試合でも見受けられた。ただ、徳島戦と違うところはしっかりはね返せていた。守備では最後の際のところで守れていた。そこで失点しなくて良かったと思います。後半になればこちらの時間になると思っていましたので、前半は我慢のしどころだと思っていました。 --後半に修正できる力については?福岡さんは飛ばしてくるチームで前線からのプレスがキツいと思っていました。ただ、時間とともに間延びはしてくると思い、そこからが勝負だと思っていました。その意味では良い時間帯で崩し切る力がまだなかったし、トレーニングの中でそこを落とし込むことができなかったことが残念だったと思います。
アビスパ福岡
監督
得点は取れなかった、失点をしなかった、見てのとおりの引き分けでしたが、内容的には自分たちが出せるものはまずまず出せたんじゃないかと思います。そんな中で得点を取れていれば勝てそうだったというふうにも思っています。ただ、最後の締め方のところでいうと、われわれの戦い方、最後徹底して勝点を積んでいく、1年間ずっとしてきたことを実行しました。 その結果、シュートにいけそうな場面でも時間を使いながら、あるいはチャンスがあったらシュートを入れにいくというところが最後5分、10分ありましたが、それでも自分たちの戦い方をして、最終的に順位をひっくり返されることなく8位を収められたことは非常に良かったと思っています。 --福岡のJ1での過去最高順位となる8位でシーズンを終えたことについて。先人の方たちを1つ越えた、記録を作ったということは非常に喜ばしいと思いますし、皆さんにも喜んでいただきたい。1つ階段を上って、ステージを上がってというところで言うと、もう1つ上がっていこうという機運が出てくると思います、その部分で1つ役に立てたんじゃないかと思います。 --第32節・神戸戦での敗戦以降、1勝5分の負けなし、粘り強い戦いでシーズンを締めました。今日に関して言えばアウェイでFC東京さんに引き分けることができた。またほかのチームに対してもここのところは引き分けが多かったのですが、勝点を積めたことは前向きに捉えていいと思います。また粘って、粘ってシュートを1本も打てない状況での引き分けではなく、自分たちの方がシュートとチャンスの数は多かったと思います。 そういう中での引き分けだったので、攻撃のところで得点を取るという課題を残しながら、それ以外のところはチームプレーもできるし、個人のところも長所を出せていたので、それを改善しながらまた修正していけたらなと思います。 --今日はアウェイにもかかわらずゴール裏には多くのサポーターが足を運んでいました。本当にありがたいことです。選手は皆さんの後押しでFC東京さんよりも走ったんじゃないかと思います。また城後(寿)のゴールも楽しみに見に来てくれたと思いますが、私が(勝点1の獲得と8位キープを)徹底するあまり、シュートにいける場面でシュートにいかずに時間を使いに行きましたが、それもアビスパ福岡らしいプレーだったと思います。 あそこでもしシュートにいき、GKがキャッチ、そこからのカウンターで失点をしてしまうと負ける、順位がひっくり返る可能性もゼロではなかった。それを彼が自分で判断してプレーを選びました。チームにとっては大きな貢献だと思います、非常に良いプレーだったと思います。
FC東京
MF 21
青木 拓矢
--さまざまな場所に顔を出しているプレーが光ったが?前半からカウンターを食らっていたので、そこを早めにケアしたいと前半のうちから感じて、あの位置取りを取っていました。 --攻守のバランスはどう考えていた?あまり考えずに、後ろが苦しければサポートに行きますし、後ろがフリーならば、ちょっと前にポジションを取って相手のイヤがる位置に入ることも意識していました。 --この2試合はゴール前に顔を出すシーンが多かったが?監督から特に言われたことはないですけど、少し前に重心を置けたり、出ている選手が替わったりして、そのバランスを見たりしながら、ちょっと前にポジションは取れたと思います。 --監督が代わった中で戦ったラスト3試合で見せられたものは?難しいタイミングではありましたけど、自分たちで悪いところは悪いと思いながらも、しっかりその時間を耐えることは、初戦はなかなかできなかったですけど、ラスト2試合は表現できたと思いました。
MF 30
寺山 翼
デビューできたことは素直にうれしい気持ちです。森下(申一)監督が自分を起用してくれたことに感謝しています。今までやってきたことや大学で積み上げていることをピッチで表現することを意識しました。 --ベンチで森下監督から声をかけられたときの感想は?中学生の頃からFC東京にいて、味の素スタジアムで試合を観る回数は多かった。自分にとっては目標の舞台だったので、名前を呼ばれたときは素直にうれしかったです。 --投入後はアクシデントもあり、多くのポジションに入ったが?サッカーは状況、状況で変わるスポーツなので、その状況に応じてプレーを変えないといけない。その意味では周りを見てプレーすることはできたと思います。