清水が2-1で逆転勝ち。自力で残留をつかみ取る
セレッソ大阪
FW 20
--J1リーグとしては最後の試合になったが、試合を終えての感想は?今年で21年目ですが、20年間Jリーグという舞台に立てて良かったです。楽しくもあり、苦しくもあり、自分を表現できたので、本当に楽しく、幸せでした。 --先制の場面は「大久保選手、来た」というシーンでした。結果はオウンゴールという形になりましたが、あの場面を振り返ると?記録を付ける人が空気を読んでくれたら良かったですが(笑)、自分が蹴ったボールで相手に当たって入ったので、自分が決めたときと同じぐらいうれしかったです。サポーターの前で喜べたし、最高に良い形で締め括れたかなと思います。 --ファーに流れてきた清武 弘嗣選手のキックを合わせました。あのボールを合わせるのがストライカーだなと感じたが?今日は風が強くて合わせるのは非常に難しかったですが、ゴールに向かって折り返せば何か起こるかなと思って。いまJリーグはキレイな選手しかいなくて、見ていてワクワクするような選手も減ってきているので、そういう選手がいっぱい出てきてほしいなと思います。
--今日の試合で、チームとして狙いにしていたことは?名古屋戦と同様、しっかりとプレッシャーを掛けながら、自分たちがボールを握る時間帯を増やそうと思って試合に入りました。ただ今日はチームとして入り方が悪くて、ズルズルいった感はあるかなと思います。 --名古屋戦で見せたような、ボールをどんどん前に入れてシュートまでいくシーンが今日は少なかったが、清水の守備も堅かった?清水さんは引き分けでも良かったので、こういう試合は想定していました。その中で崩し切れなかったことは僕たちの力不足だと思います。もう少しラインを上げて、出し入れしつつ、ポジションを取って攻撃できれば良かったといまは思います。 --削られた箇所は大丈夫ですか?前と同じ箇所だったので少し痛みはありますが、(次の試合まで)期間は空くので、しっかり調整したいです。 --CKから先制点につながった場面を振り返ると?味方の選手が立つ位置によって蹴るボールは変えることになっていたのですが、良いボールが行きました。オウンゴールにはなりましたが、あそこに(大久保)嘉人さんがいたことがすごいなと思います。
清水エスパルス
監督
みなさまありがとうございます。お疲れさまでした。正直な話、私のところには徳島の情報が入っていました。選手にはまったく伝えていませんが、やるべきことをしっかりやっていくということで、行くときと行かないとき、そこのメリハリを持ちながら選手たちはやってくれました。セットプレーで1失点してしまいましたが、下を向く選手は1人もいなくて、そのあとしっかり返して、後半守り切るのではなく勝って終わろうということで、良い形で(西澤)健太が得点を奪ってくれたことで、試合をうまく終わらせることができたと思います。 --監督が求めた「犠牲心」、「一体感」は札幌戦以降、現れていたか?最初の方はなかったかもしれません。でも権田(修一)をはじめ、いろいろな選手たちがこのままではいけないということを選手たちみんなに伝えて、私がどうこうというのではなく、選手たちが気づいて、一体感を持ってやれていたと思います。それで試合で結果が出るにつれて、形になってきたと思います。 --振り返ってみると負けなしだったが、監督としてシーズンをどう振り返るか?コーチとしてロティーナさんを支えられなかったことが私の中で一番悔いが残っているというか、本当に申し訳なく思っています。私が監督になってからの4試合は残留にかけてということなので、割り切るところは割り切る、行くところは行く。そういうサッカーを犠牲心と一体感を持って、サッカーを切り替えました。 最後、こんな形で終えられたことが良いことなのかどうか分かりませんが、エスパルスというクラブはJ1にいなければいけないクラブだと思っているので、そういう意味では良かったと思います。 --選手にかけたい言葉は?「おめでとう」、そして「ありがとう」、「お疲れさま」。それだけです。
セレッソ大阪
監督
試合開始早々、後手を踏んだ印象があります。選手たちはそこから試合の流れをもう一度持っていって、うまく先制できたのですが、自分たちがボールを握っているときも横のパスが多くて、なかなか前進することができなかった課題が出ました。私たちは幸いにも1週間後に天皇杯の準決勝がありますので、今日出た課題を見直して、1週間後にはそういった課題を克服して、浦和戦に臨みたいと思います。 --ボールを持つ時間は長かったが、シュートの本数が伸びなかった。その要因をどう見ますか?全体的にはボールを握っていましたが、中と外の使い分けがうまくいかなかった。うまく幅を使いながら相手を揺さぶって、相手の背後を狙う。そういった攻撃のバランスが良くなかった。もう少し中と幅、ショートパスとロングパス、その使い分けが全員で共有できれば、もう少しファイナルゾーンに入る回数を増やせたのではないかと思います。 --途中から中島 元彦選手を中盤で起用したが、その意図と評価について。元彦に関してはずっと良い準備はしてくれていました。彼の前への意識、ミドルシュート、そういったことに期待して起用しました。期待どおりたくさんボールを触りながら、彼を起点に流れも変わりました。彼の良さは十分出してくれたと思います。また良い競争をしながらやっていきたいです。天皇杯はラッキーボーイのような存在も必要になってくると思うので、今日大阪に残っているメンバーも含めて、また1週間良い準備をしたいと思います。 --天皇杯の浦和レッズ戦へ向けて、どのように立て直していく?やはり私たちのチームでキーになるのは、常に攻撃も守備も前へ向かうこと。ボールを奪いにいく、前に出ていく、ゴールに向かっていく、そこは私たちの生命線だと思っています。 今日に関しては攻守に前への強い矢印(を向けること)は課題が出たと強く思っていますので、もう一度今日の試合を共有して、自分たちがやってきた、強い矢印を前に出せるかどうか。それが天皇杯の準決勝でも勝敗に大きく左右すると思うので、取り組んでいきたいです。
清水エスパルス
MF 16
西澤 健太
不運な形で失点してしまいましたが、前半のうちに追いつくことができて、後半も非常に良い入りができました。あのゴールは自分の実力だけでないパワーがこもっていたと思うので、皆さんに勝たせてもらったという印象です。 --得意のカットインからの左足であのコースだったが、考えていたことは?僕の左足はあまり注意されていないというか、危険だと思われていないというのはずっと思っていました。前が空いていたら打とうと試合の前から感じていて、目の前がパッと空いたので思い切って打ってみました。 --逆転勝利で残留を決められたということに関しては?点を取られたときも負ける気がしなかったので、誰一人動揺していなかったし、スタジアムも誰一人あきらめている感じがしなかったので、全員がつかんだ勝利だと思う。何より3連勝で終えられたというのは来季につながると思います。 --得点を決めたあとに平岡 宏章監督のところに一目散に走っていったが、どのような心境だったか。後半、あちら側に攻めることはあまりないので、一瞬探しに行ってしまいました。点を取ったら行くということは決めていたので、点を取れて良かったです。 --「平岡監督を勝利監督にする」と言っていて、有言実行となったが?本当に素晴らしい監督だと思うし、選手のことを思って、チームのことを思って、こういう状況でも引き受けてくださって、しかも負けずにチームを残留に導いたというのは本当にすごいことだと思います。その手助けをできたことを選手として誇りに思います。
DF 50
鈴木 義宜
--得点シーンを振り返って。(西澤)健太から良いボールが上がってくるだろうというところで、相手の間、間に選手が入っていくというのは決まり事としてあったので、あの位置に入ったらボールが来ました。 --自分が行こうという感じだったか?前にヴァウドもいたので、そこで競ってくれて、その流れで自分のところにボールが来たという感じです。 --J1残留を決めた気持ち、その要因は?最低限、来季またJ1で戦えることは良かったです。要因はみんなが今日に向けて良い準備をした結果が、こういう良い形で終えることができたと思います。 --先制されたときの気持ち、チームの雰囲気は?「失点したな」という感じでしたが、1点で試合を続けることができれば必ずチャンスが来ると思っていたので、そこは後ろから権田(修一)選手含め声をかけて、もう1回締め直すというメッセージを伝えられることができたと思います。