山岸の虎の子の1点を守り切った福岡。敵地で5試合ぶりの勝利
アビスパ福岡
ジョルディ(クルークス)が良いボールをインスイングであげてくれるのはみんな分かっているし、あそこへ入っていくことは常に意識しています。その中で、フアンマ(デルガド)がニアでつぶれてくれたので、良い形でゴールを奪えました。 --リーグ戦の10試合目でFW陣に初得点が生まれたが。けっこうポジティブ思考なので、ここからFW陣が得点していけば、もっと良い順位へ行けることは分かっています。自分が得点して勝点3を取れたことは、すごく大きいことだと思います。 --ルヴァンカップの勝利から、良い流れがあるが。チームの中で競争や切磋琢磨が起きていて、今日は(北島)祐二がスタメンでしたが、ルヴァンで良くて今日も良いプレーをしていた。みんな負けじと取り組むだろうし、チーム力も上がっていくと思います。これからもいいライバル関係、良いチームメートでいたいです。 --雨の中でのプレーだったが。思った以上にピッチに水がたまっていなくて、すごく良いピッチで試合ができました。監督からは「ピッチ状況を確認して、スパイクのポイントに注意して試合に入れ」と言われていました。滑るのは良くないし、それで得点や失点が生まれる。そこは確認して入りました。
--5試合ぶりの勝利だが。素直にめちゃくちゃうれしいです。僕は今年リーグ戦に初めて出て、去年もちょうど1年前頃にスタメンで出させてもらったんですが、そのときは味方選手が前半早々に退場しちゃって、僕が前半15分くらいで交代する展開でした。チームは引き分けたんですが、そこから1年間ずっと「スタメンで出場して勝つ」ということをイメージして取り組んできました。やっと今日出番が来たので、自分のプレーを見せて勝ってやろうという思いでやりました。今日の勝利は本当にうれしいです。 --チームとして守備が機能していたが。京都が後ろを3枚に変えてくることや、中盤の選手が下がってボールを受けにくることは分かっていました。そこまで気にすることなく、相手の3バックに対する自分たちの守備ができました。僕たちサイドハーフがどれだけ相手3バックの両端にプレッシャーを掛けられるかどうか。練習どおりのプレスができて、相手の前進を防いで、自分たちの流れにもってこられました。 (京都が4バックのときは)ウチの2トップが相手のボランチを消しながら、前にプレスに行ってくれるので、僕たちサイドハーフは相手SBを見て、自分たちの内側を通されないようにしました。2トップが献身的にやっているからこそ、相手の前進を防げて、サイドハーフやボランチでボールを奪える回数が増えます。2トップの献身性が、このチームのキーになるのかなと思います。
京都サンガF.C.
監督
立ち上がりは良い流れで入れたが、相手のファーストチャンスで失点しました。ああいう形が得意な相手だというのは映像でも見せていたけれど、1回やられただけで、それまでの良い10分間を捨ててしまったというか。勇気を持ったプレーが潜んでしまい、一気に状況が悪くなってしまいました。ロングボールだけになってしまったのは、僕の言い方も良くなかったと反省しなきゃいけません。 ただ、指をくわえて敗戦を待っていたわけじゃない。選手やシステムを変えたことに後悔はないです。福岡さんのやってきたことはほぼ想定内で、悔しい敗戦ではあります。得点も失点も少ない中で勝点を積み上げてきたチームです。彼らの一番のストロングがピッチで長い時間あったのは否めないが、その中でわれわれにもチャンスはありました。それを決めるか決めないか、最初のシュートだけでなく二度三度と連続攻撃ができるかどうか。そこは、もっとできたことがあったはずです。 --プレーが途切れる回数が非常に多かったが。言いたいことはありますが、それもサッカーなので。ただ、お客さんはフェアでタフで激しいプレーを望んでいると思います。ピッチに倒れている時間の長い選手が多い試合を見に来ているわけじゃない。フットボールの質を上げるという意味では、良いゲームをするためには両チームの選手・スタッフ・レフェリーの方々の協力が欠かせません。今日は何故か、そういう時間が多くなりました。
アビスパ福岡
監督
悪天候の中でしたが、ピッチは非常に良かったのでボールも転がりました。華麗なプレーは多くできませんでしたが、相手にもさせないようにしながら、自分たちらしい勝利だったと思います。シュート数が少なかったのが気がかりですが、勝点3を取れたことは非常に良かったです。 --よく似ているチーム同士の戦いだったが、勝因は?京都さんはJ1の中でこれだけの成績を出している“ザ・アグレッシブ”なチーム。球際も非常に強いチームに対して、自分たちがこれまでやってきたことが結果につながりました。相手に勝っていたとは思いませんが、充分に戦えたんじゃないかと思います。 --自分たちの良さを取り戻せた試合だったのでは?今日の登録18人だけではなく、福岡に残っている選手も含めて、ルヴァンカップで逆転勝ちした勢いのまま、自分たちのやるべきことをしっかりやり、トライしていました。勝つことが難しいリーグにおいて、試合後の選手やファン・サポーターの喜びを見ていると、勝つことは非常に大事だなと思いました。 --北島 祐二選手が今季初先発だったが。練習から良かったし、ルヴァンカップでも結果を出しました。継続して、期待をして使いました。チームにアクセントをつけたし、攻撃でボールを受けて出したり運んだり、ポジションを取れる選手です。期待どおりの仕事をしてくれました。
京都サンガF.C.
DF 14
白井 康介
--攻撃でチャンスが少なかったが。前線でボールが収まることが少なかったので、追い越していく動きをなかなか出せませんでした。奪ったあとのパスをもう少し丁寧につなげれば、時間を作れて相手を押し込める展開にもなったと思います。相手もインテンシティーが高いチームでしたが、どちらかというと自分たちの問題かなと感じています。僕も含めて、もっと相手のプレッシャーを回避できれば違った展開になったはずです。 --前半は前線へのロングボールを多用していたが、雨や強風も考慮しての判断だったのか?いや、ロングボールが多くなってしまったのは狙いではありません。もう少し足元でパスをつなげたと思うし、僕も含めてポジション取りをしっかりやれれば……ロングボールは本望ではなかったです。 --失点シーンは相手に前に入られたが。クロスが入る瞬間に相手が動き出したんですが、それよりも前に僕が良いポジションを取らないといけませんでした。 --福岡が巧みに時間を使う場面も多かったが。テンポの速い試合のほうが得意ではあるけれど、相手がそういうことをしてきても圧倒できないといけない。自分もテンポを上げることができるはず。悔しい負けでした。
MF 10
福岡 慎平
前半の立ち上がりは自分たちの試合運びで入れていたけれど、失点してから守備のプレスの掛け方や、攻撃もロングボール主体になってしまいました。ハーフタイムに監督からも「下でつないで、足元にパスを入れていこう」という話があって、後半はゴール前に入っていく場面も多く作れました。あれを前半から作れれば、勝利に近づけたはずです。ただ、それでも一人ひとりの距離感や、前線にボールが入ったときのサポートなどは迫力が足りませんでした。チームとして反省すべきですが、落ち込んでいても仕方がない。次の名古屋戦へ、みんなでしっかり取り組んでいきたいです。 --相手の得意な土俵に引きずりこまれた印象もあるが。相手が球際で勝負してくるのは分かっていたし、だからこそ自分たちもそこで負けちゃいけなかった。15分以降は相手に上回られるところもありましたし、自分も含めてもっとやらなきゃいけない。後半は修正できたところがあるし、前半の試合運びは良くなかったですね。後半のような入り方を、次の名古屋戦では最初から出せるように準備したいです。