小林悠の豪快ボレー。川崎Fが乱打戦を制し、4試合ぶりの勝利を挙げる
北海道コンサドーレ札幌
自分としては、マッチアップした相手に負けないこと、カバーリングを意識して入った。復帰明けにしては、自分としては良かったと思うし、コンディションで心配はあったが、特に問題なくできていた。ただ、こういう負け方をしてしまったので、悔しい。 --ペトロヴィッチ監督も、後半途中まで素晴らしい戦いができたと言っていました。85分まで2-2。アウェイというのもあるし、僕らの疲労度も考えて、2-2で終わっても良かったかもしれない。チームとしての共通認識があれば、ミスからの失点というのはなかったと思う。最低、勝点1を持って帰るというのにシフトしていれば、次につながるし、こういう負け方にならないと思う。最後、もっと賢く戦えたのかなと感じている。 --終盤、相手の圧力は感じていましたか?すごく感じたし、(途中から入ってくるのは)脅威な選手で、一人で決定的なことができる選手たちなので、引くことなく前でつぶすことは継続してできていた。やるべきことは変わらずできていたので、うまく対応できていたかなと思う。 --ミスからの失点となってしまいました。どうしてもつなぐチームはああいうミスが出るが、つなぐからミスが出るのはしょうがないではなく、ああいうミスを極限まで減らしていかないと。札幌のスタイルはしっかり後ろからつないでいくというのがあるので。やってきた形がある中でああいうミスが出たが、練習から共通認識をもって、ポジションを取ってやっていけばミスは出ないと思う。反省しないといけないが、悲観的になり過ぎることはないかなと思う。
川崎フロンターレ
監督
中断明けで勝ちたい試合だった中で、途中から追いかけるゲームとなったが、我慢強く自分たちのサッカーを続けてくれた。また、雨の中でそれを支えてくれたサポーターも自分たちの力になった。スタートから出た選手も、あとから入った選手も、全員がパワーを与えてくれた。そういうゲームだったと思う。 --前に出ていく攻撃の迫力、それに遅攻でも速攻でも迫力を出せたが?前に人数をかけていきたいとずっと話していた。単純にマイボールの時間を増やして、攻撃回数を増やしたかった。多少、後ろに重たくなった前半だったが、それでもボールを持ちながら進んでいけた。先制されたことで大変になったが、そのプレーを続けていたことが良かったと思う。人を追い越す動きなどが徐々に出てきたので、継続してやっていきたい。この2週間、やってきた形の守備もできていた。それを評価したい。 --大島 僚太がひさびさに入り、存在感を出したが?彼が入ることによって、ゲームの展開の中で時間を作れるし、攻撃のビジョンがある。それが大きいと思う。ほかの選手も、京都戦には敗れたが、天皇杯からそこらへんの意識が高まってきた中で、いろいろな選手が帰ってきた。自分たちのサッカーってなんだろう、というのをやれたゲームなのかなと思っている。 --FWの選手たちが結果を出したが?競争力のところだと思う。得点に全員がこだわったからこそ、迫力が出たと思う。誰が出てもいいというか、そういう思いでやってくれた。この2週間でコンディションの良い選手、あとはパワーのある選手がどんどんゲームに出た。それについての悔しさなど、いろんな選手の思いをぶつけられたゲームかなと思う。
北海道コンサドーレ札幌
監督
今日のゲームは、両チームにとって良いゲームであったと思っています。川崎と対戦するときには、前からプレスを掛けて奪いにいく姿勢をもって戦う。その準備をゲームで出していくことを意識させて戦わせました。そういったシーンも、出せなかったシーンもあったが、非常に良いゲームをしてくれた。負けたあとに、どう感情を表現したらいいか分からないが、3点目を奪われるまでは非常に良いゲームを見せてくれたと思う。狙いとするところを選手たちは出してくれた。ただ、残りの5分で3失点。表現するならば、少しずつ牛から乳をしぼってバケツに貯めたミルクを最後に自らひっくり返してしまったゲーム。良いゲームをしていたが、最後にそれを壊してしまったゲームだったのじゃないかなと思います。 --2-2になってから、スローインなどでプレーを急いでいなかった。そのままのスコアで、という意図もありましたか?われわれはもちろん、引き分けは狙っていない。勝利を目指して戦うチーム。フィジカル的に疲労が出てきた中で、自動的にそうなってしまったというのが理由だと思う。ケガ明けの田中 駿汰は最初のゲームだったが、経過とともに疲れが見えたし、試合終盤は疲労の色が濃く見えた。相手の交代で入った選手の質を見れば、質の差が出たのは事実。そのあたりが、後半の最後に差が出た1つの理由に挙げられると思う。 いま、5人の交代枠があるが、それが継続されると、資金力が豊富な、質の高い選手をそろえられるチームが有利にはなる。マンチェスター・シティ、レアル・マドリー、バルセロナがそうであるように、そのチームは20人が代表選手。札幌は特別な資金力はないクラブ。5人交代枠が継続されて、差が生まれるのは仕方ないことでもある。その差を冷静に判断しないといけない。交代選手の中に、浦和にキャスパー ユンカーが、川崎Fにはレアンドロ ダミアンがいれば、交代による展開の差は生まれるだろう。それを言っても仕方ないが、60、70分までは良くても、5人交代による質の差が出るのは、こうやって終盤の結果として表れてしまう。残念ながら、それは事実だろうと思う。5人の交代枠があるのは、若い選手にとってチャンスがあると、日本ではそういう価値判断で良いと言われるかもしれない。もし、若い選手にそういうチャンスを与えられる状況のリーグならいいが、3人のブラジル国籍の選手が、そして小林 悠が途中から入ってきて、交代の差は明らかにあるだろう。 とにかく、私は65歳。交代枠がさらに広がるかもしれない。さらに資金力が力の差になるかもしれない。私が引退するまでそんなに長くないでしょうから、そういう意味では、5人の交代枠のままでいてくれたらと思う。サッカーはお金、資金力ある者に優位性がある世界で、それが進んでいくのかなと思う。
川崎フロンターレ
MF 10
大島 僚太
自分のミスから失点したので、どうにか挽回しようと思っていた。結果がすべての世界。アンカーでプレーする以上、そこは整理していかないといけない。 札幌はやりづらい相手なので、集中しないとな、と思っていた。あれだけマンツーマンできたら、頑張って背後に走ることも有効だと思うが、体力的にしんどくなると厳しくなる。あまりキレイなはがし方はできなかったと思うので、メンタル的なところなのか、考え方なのか、整理しつつやりたい。アウェイでの札幌戦も同じ戦い方になると思うが、より圧倒的な戦いができればと思う。 自陣のビルドアップに関しても、僕らがどいて、知念(慶)が下りてきてくれると、相手のズレは出やすいと思って会話していた。あまり自陣で、というのはなかったと思うので、今後につなげたい。 --離脱期間が長くなっていた。心境は?残念な気持ちしかない。しょうがないという部分はあった。誰も長引かせようとはしていないと思う。結果的に長くなったというのはある。 --復帰戦で90分フル出場したが。(フル出場だとは)思っていなかったし、ジョアン(シミッチ)が出てきて交代だと思ったが、ジョアンが「違う」と。「ああ、90分だな」っていう感じでした。終わってみると、勝利のホイッスルが聞けたのは良かったし、長くピッチに立っていたいなと感じた。次へのモチベーションになったのは良かった。
FW 41
家長 昭博
--フロンターレらしい攻撃が見られたが?練習から逃げずにつないでいこうとやっていた。その流れであれだけシュートチャンスが生まれれば、点も入るのかなと。 --ゴールへの意識について。点が取れていなかった。僕もそうだし、チームも。そういう意味では、自分が、という意識はあった。 --自身2点目について。(小林)悠が良いボールを落としてくれた。決められて良かった。 --小林の2得点について。素晴らしいプレーだったと思う。ただ、これまでもああやって結果を残してきた選手なので、驚きはなかった。 --この勝利がもつ意味は?たくさんのことはなくて、結局最後、優勝できるかどうかなので。その覚悟があるのかなというところで、僕自身も、チーム自体も、その意味ではまだまだ足りないと思っている。 --前半、後ろに重い感じはあった?というよりも、相手が前半は頑張れたということだと思う。前半からある程度ボールを動かしていたので、相手の足が止まってきた。前半と後半で分けて考えていない。ボールをつなぎながら相手を走らせていたことで、疲れが出てきたと思う。 --大島 僚太が復帰したが?あれくらいできる選手というのは分かっている。驚きはない。あれが当たり前のように、中盤の選手がボールを受けて、前に供給できるように、高いレベルであれがすごいというよりも、当たり前のことだと思う。
FW 11
小林 悠
--自身1点目について。シュートもイメージできていた。スリッピーだったので、しっかりと当てることを意識した。 --2点目について。レアンドロ ダミアンと2トップのようになっていて、打つ前に中でゴチャゴチャしていて入るかなと思ったが、もしかしたらこぼれてくるかと思った。そう思って、信じて詰めていたことが良かったと思う。 --リーグ戦のゴールがない状況が続いていたが? めちゃくちゃキツかった。自分自身、これまでゴールを奪えないことはなかった。年齢も重ねて、少しずつそうなっていくものなのかなと。受け入れないといけないのかなという思いと、まだやれるという葛藤があった。つらかったが、家族や、毎試合11番を着てくれるサポーターを見て、信じてくれる人もいるので、自分のことも信じようと。でも、その繰り返しだったので苦しかった。FWは点を取れば波に乗れると思っている。また決めていければいいと思っている。 --チームの流れも変えた?ゴールを奪えない中で、5点を取れたのはすごく大きかったと思う。個人的にも勢いを出せるが、チームとしてもノッていけると思う。 --後半戦に向けて。上と差がないので、毎試合が大事になる。これを続けていくことで、必ず優勝できると思う。とにかく1つになって戦いたい。