京都と湘南の前回対戦は3月に行われた第4節。47分にピーター ウタカの得点で京都が先制するが、71分に湘南の町野 修斗が同点弾を決める。その後、京都に退場者が出たことで湘南が攻勢を仕掛けたが、決定機はクロスバーや相手GKに阻まれ、1-1の引き分けに終わっている。
京都は5勝5分7敗の勝点20、9位でリーグ戦を折り返した。前節の鹿島とのアウェイ戦は0-1で敗戦。後半立ち上がりにCKから先制点を奪われると、その後は経験豊富な相手の試合運びを打ち破ることができなかった。首位争いを演じるクラブの強さやしたたかさを見せつけられたが、前半は狙いどおりに試合を進めるなど、内容では手ごたえを感じている。そして水曜日に行われた天皇杯3回戦ではリーグ戦からメンバーを総入れ替えして清水と対戦し、19歳の中野 桂太のゴールにより1-0で勝利した。曺 貴裁監督も「鹿島戦は内容的には悪くはなかったけれど、勝ち切れなかった。清水戦でしっかり勝てたことで(天皇杯に)来れなかった選手も含めてポジティブなものになると思います」と話している。
12年ぶりにJ1に挑戦している京都にとって、前半戦は国内最高峰のレベルを体感しながら、適応をどれだけスムーズに進められるかが重要だった。そこに関しては監督・選手ともに好感触を得ている。同時に勝点も積み重ねていることは好材料だ。ただし、ここで満足することはできない。曺 貴裁監督は選手に向けて「自分はこんな選手だと決めつけてしまっては、いま以上のプレーはできない。できることを増やしていく、そこにトライするのがサッカー選手だと思う」とさらなる成長曲線を描くことを求めている。順位表も中位から下位にかけては混戦模様だ。この試合にも一戦必勝の精神で挑む。
対する湘南は4勝4分9敗の勝点16、17位で折り返した。前節はホームでのFC東京戦に2-0で勝利。26分に池田 昌生が先制点を決めると、70分には左CKを町野が頭で押し込んで、追加点を挙げている。リーグ戦直近4試合で3勝1敗と調子は上向きで、全員がハードワークしながら、体を張った分厚い守備や鋭い攻撃を見せている。ただ、水曜日の天皇杯3回戦では主力選手を起用しながら、磐田に0-1で敗れてしまった。JリーグYBCルヴァンカップに続き天皇杯からも敗退となったが、逆に言えばリーグ戦に専念することができる。この試合を下位からの脱出を図る足がかりにしたいところだ。
また、山口 智監督は現役時代の最後を京都で過ごしており、東山高に通っていた池田は3年間を過ごした思い出の地でのゲームに挑むことになる。そして京都では曺 貴裁監督、松田 天馬、武富 孝介、白井 康介、金子 大毅、山﨑 凌吾が古巣対戦となる。さまざまな縁がある中での一戦。サンガスタジアム by KYOCERAでの試合は18時30分キックオフだ。
[ 文:雨堤 俊祐 ]

