武藤嘉紀が2ゴール。神戸が貴重な勝点3を積み上げる
ヴィッセル神戸
--攻撃的な守備、失点を恐れない果敢なビルドアップを見せることができていたと思うが。良かったですね。今まで点を取れなかったので。最終的にはラスト10分くらいで2点取れましたけど、自分たちが受け身ではなくて主体的にやっていくということが、僕はこのチームには大事だと思っているので、それが結果もそうですし、形はもっと良くなるところがたくさんあるから、今日は気持ちとかそういう部分がつながって良かったなと思います。 --GKとしても無失点に終えられたのは大きいのでは。仕事ができて良かったですね。個人的には攻撃的に見られがちですが、そういうところも実はちゃんとやっているんですよというところが見せることができて良かったなと思います。 --好セーブもあったが。試合中、やっぱりあの瞬間は映像が自分の中でクリアで。コースはちょっと甘かったので助かったし、うまく反応できたと思います。
--2得点とも大迫 勇也選手がしっかりニアで動いてくれていた。(役割の分担は)そこは状況に応じてですね。どちらかがニアでつぶれるというのはマストですし、そうじゃないと同じ動きをしても得点できる可能性というのは半減してしまう。とにかく、そこは僕らでもう片方の動きを見て、必ず別々に動きができると思っています。彼の動きあっての得点だったと思います。 --頭で1試合2得点という経験は。1試合で2点はないかな。頭はないかもしれないですね。何かあるかもしれないですね(笑)。 --ペースはつかみながらも点が入らない時間が続いたが。相手が前から来るのは分かっていたし、だからこそ後半、必ずスペースが空いてくるというのは分かっていました。僕らが前線で体を張り続けていれば、収め切れなくてもそれで相手の体力を削っていく。そして、飯倉(大樹)選手がポゼッションに参加して相手を引きつけてくれるから相手もキツそうな顔をしていた。必ず、僕らの時間帯が来るなというのは考えていました。
サガン鳥栖
監督
多くのファン・サポーターに来ていただいた中で勝点3を取れずに申し訳なく思いますし、そこは次、良い思いをさせてあげたいなと強く思っています。ただ、選手たちは100%ファイトしてくれましたし、その部分は次につながるところはあると思います。次、期間は短いですが、チームで改善して次に挑みたいなと思います。 --暑い中での試合でしたが、影響は。これは神戸さんもお互いさまですので。ただ、暑さというところではお互いに判断を少し鈍らせる要素はあったかなと言うふうには思います。 --2失点ともクロスからでしたが。1点目のところは少し間のところに入られて、2点目も少しマークがルーズになったというところでは、ああいうところの部分はもっともっと突き詰めていきたいなと思います。あとは上げさせてしまっている状況でもあるので、ボールを抑えるところとマークの両方の部分をしっかり見たいなと思います。 --今季二度目の1万人超えの試合でしたが。冒頭でも話をさせていただいたのですが、こういう試合をやはり良いものを提供して、次もまた来たいと思ってもらえるような試合をしなければいけなかった。そういう意味では少し物足りないゲームになったので、また、そういう部分を見つめ直してやっていきたいなと思います。
ヴィッセル神戸
監督
非常に苦しいゲームでしたが、チーム全員がハードワークして勝ち取った勝利だと思います。特に前半に関しては、(鳥栖が)ある程度マンツーマン気味にハイプレスを掛けてくるというのは想定していたので、かなり苦しみましたが、途中から主導権は持てるということは伝えていたので、ある意味プランどおりに進んだのかなと。後半は良い流れで進んでいましたし、なかなか点が入らないというジレンマもあったのですが、焦れずにみんなが最後まで戦ってくれたと思います。 --監督交代後の初戦での勝利。この1勝の意味は。監督が代わって初戦というのは非常に大事ですし、勝つのと負けるのとでは全然違ったと思うので、そういった意味では良かったですが、われわれは勝っても順位が上がったわけでもない。今日は喜んでもいいけど、あさっての練習からまた気持ちを入れ直して、一戦一戦勝っていくだけです。 --「決めるべき人に決めてほしい。決めるべき人が決められていない」と話していた中で武藤 嘉紀選手が2得点というのは大きかったのでは。武藤のゴールは素晴らしかったですが、それも武藤1人で取ったのではなくて、みんなでハードワークして、守って、つないで、奪ったゴールだと思います。みんなで取ったゴールだと思っています。 --ある程度前からプレスに行っている印象でした。敵陣で試合を展開したいという意図があったのでしょうか。チームとしてはコンパクトというキーワードでやっていたのですが、立ち上がりは少し前から行こうということでした。後半に関しては試合の途中ぐらいから、特にウチの右サイドがジエゴ選手のところにプレスに行ってもいいんじゃないかということでハーフタイムに修正しました。相手のつなぎ方とかいろいろあるので、そういう特徴を見ながらやっていたという感じです。
サガン鳥栖
GK 40
朴 一圭
--神戸が守備であまり前にベクトルを向けてこず、運ぶことに苦しんだ印象ですが。神戸さんがあまり奪いにくる感じではなかったし、そこで自分たちが上手にアクションを起こすことができなかった。前回とは違って、システムや立ち位置が変わって、そこでのプレーの整理であったり、そういうものがちょっと足りなかったかなと。 選手間でコミュニケーションは取ったのですが、もうちょっと増やしながら、どういうふうにボールを運んでいけばいいのかをできていれば。前半はそれでも見せることができていたと思いますが、後半はボールを保持できずに蹴らされる状況が続いて、簡単にボールを渡してしまうシーンが多かった。 あとはもうちょっと勇気を持って。もちろん、相手は強度も高くて、1対1になったときにボールを失う確率も高くなるんですが、そこをもっとはがしていかないと、なかなかゴールに迫ることも難しい。難しい状況でしたが、もっと一人ひとりがゴールに向かい、強気なプレーをピッチで見せることができれば良かったかなと思います。
FW 29
岩崎 悠人
--神戸が守備でベクトルを向けてこず、良い形でボールを前進させられなかった印象ですが。前期の対戦でもそうでしたが、引いてくる相手に対して崩す形が自分たちには足りないなと感じました。一番やりにくいですね。神戸さんのような守備の相手は、感覚的に。 --後半はほぼ神戸に押し込まれる展開でした。神戸がボールを持ち始めると、その時間がだいぶ長くなるというのはスカウティングでも言われていたし、そのとおりになってしまったのが良くなかった。そこでもう1つ、自分たちの得意なハントの形に全員が押し上げて持っていくことができれば良かったのですが、相手は個人としての技術も高いので、そこは難しかったなと思いました。 --引いて守る相手に対しての攻め方はシーズンの序盤から課題でもあったが。前期でも負けてしまっているし、改善して今日の試合では勝ちたかった。ただ、もう振り返っても仕方ないので。後半戦の早い時期にまた課題を見つけさせてもらったので、しっかり取り組んで改善していけるようにしたい。
DF 4
島川 俊郎
--神戸が守備のときにあまり前にベクトルを向けてこず、鳥栖としてはやりづらい展開になってしまったが。後半はウチの強度が完全に落ちてしまったし、一つひとつの局面でのテクニックや体のぶつかり合い、ボールコントロールという部分で相手の方が上だったと思います。 --後半、セカンドボールでも後手を踏んだのは相手の気迫が上回ったというか精神論的な部分もあったのでしょうか。いや、精神論ではなくて単純に体力や、よく言われる強度というところでウチが落ちてしまったことが要因だと思います。 --神戸相手でこういう試合になることは想定していたと思うが、覆せなかった。もう1つパワーを上げないといけない。もしかしたら前半のうちに1点を取るべきだったかもしれない。もう1つ勇気を持って一歩寄せるとか走るとか。まだまだ僕自身の問題かもしれないですが、弱いところがあるなと思います。 --前半戦も引いて守る相手にはなかなか攻め手を見いだせなかった。上位に行くためには改善も必要だが。それは間違いないですね。相手も一人ひとりのレベルが高いし、こういう相手に勝っていくためにも、もう1つ階段を上がっていかないといけないと思います。悔しいです。