川崎Fが3連勝。首位・横浜FMとの勝点差を『2』に縮める
鹿島アントラーズ
--この敗戦をどう受け止めていますか?総合的に見て、非常に自分たちが相手を圧倒した部分もありますし、不用意な形で2失点してしまったところもあります。PKを与えてしまった自分のプレーもありました。しかも開始7分だったと思います。それを与えてしまったらなかなか難しいところもあると思います。ただ、最後の最後まで自分たちのやるべきことをやり続けたのは、非常に良かったと思います。負けたという事実が結果としてはあるので、悔しさもあります。 --来日して川崎Fと3試合目でした。川崎Fと鹿島の差はどこにありますか?どれくらい縮まっていますか?差はないと思います。彼らとの対戦は僅差のところで結果が伴っていません。ただ、内容に関しては相手を圧倒した試合もあったと思います。今日に関してはほぼわれわれのゲームをやっていました。特に岩政(大樹)監督になってからは変わったと思いますし、今日はほぼわれわれが試合を進めていました。 僕が絡んだ失点場面が影響したところがあったので、それがなければほぼ鹿島というところや、ビッグクラブとしての姿勢、振る舞いを見せられたと思います。皆さんが思うほどの差はないと思います。
川崎フロンターレ
監督
優勝を狙う上で非常に重要な試合だと思っていた。鹿島だけではなく、すべての相手とのこれからのゲームがビッグゲームになる。その中で、上位のチームを相手にスタートから気持ちのこもったプレーをした。良い入りをしてくれて、2-0までいった。3点目を取らせる作業、そして最後に追いつかれないことについては、ああいう失点のないようなマネジメントしていたものの、もっとラクに勝たせないといけないゲームだったと思う。自分も反省して、次に還元できたらと思う。多くのサポーターのおかげで最後は守り切れたというところもある。また次もホームで戦える。良いゲームをもっとしたい。 --2ゴールにつながった立ち上がりについて。立ち上がり、どっちが戦う姿勢を出せるか、それに尽きると伝えていた。相手に襲いかかるようにいこうと伝え、そういうプレーで先取もしてくれた。相手の狙いの逆に背後を突く動きもしてくれた。そこは狙いどおりの形を出したと思っている。 --ダブルボランチへの変更や車屋 紳太郎や知念 慶を入れた後半の修正について。前半途中からボールを握られるシーンがあって、そこでハーフタイムになった。修正はできるタイミングだったが、ブレイクもありパワーはあったので、強気でいきたいという中でエンジンをかけ切れずに失点したのが反省かなと。 少し受けるような形をとられながらも、相手陣内までいけばボールを動かせると思っていた。守備をしながらも、敵陣で時間をかけながら、シュートで終えられればと思ったが、それは次への課題としてとらえてやっていきたい。 --家長 昭博の評価を。やはり別格なので。得点にも絡めるし、時間が必要なときにしっかりと時間を作れる。ゲームの流れを見て、そのときに何が大事なのか、中にいたほうが良いのか、外のほうが良いのか、いまどうやって動いたらいいのか。そういうものが1人でできる。またそれを彼がすることによって、チームへのメッセージになる。どこに置いても、そういうプレーができる。特に最後の苦しい時間は彼のああいうパワーを頼りにしたいという思いで、あそこ(前線の中央)に置きました。
鹿島アントラーズ
監督
選手たちが申し分のない90分をした。負けたのは僕の責任です。 --前半の2失点が重く響いた。その要因は?そういうときもあります。 --最後まで戦い続けた選手たちの姿をどう見た?今日、僕は試合前のミーティングで「常勝の看板を下ろしていい」と伝えました。僕らはこれからチームを作っていく段階です。その中でたくさんのミスも、たくさんの負けも出るだろう。そこは僕が引き受けるので、選手たちにはとにかく今日は続けること、いまやろうとしていることを続けること。どんなスコアになっても、どんな状況になっても、相手がボールを回し続けても、続けることを求めました。それを90分やってくれたということで本当に素晴らしかったと思います。 --応酬は見ごたえがあった。ただ構造的に川崎FのSBが浮くようになっていた。相手SBの対応は前半はどう考えていた?そこは準備していました。ボールに対して3対3で対応する形は十分に取れていたと思います。遅れたのは個人のアプローチの仕方、スライドが少し遅れたところはありますけど、それは仕方がないです。そこを埋めようとし始めればほかのところが空くので、サイドのところは許容しました。それは僕の責任です。
川崎フロンターレ
MF 14
脇坂 泰斗
90分を通して気持ちの入ったゲームができて、トータルで勝てた。反省点を挙げるとすれば、3点目を取りにいく姿勢や相手を押し込む時間の使い方。それは課題だと思うが、全員で最後守り勝てたことは良かった。 --首位との差も詰まったが?自分たちは追いかける立場なので、一つひとつ積み重ねていくだけだと思う。ホームでは負けられなかったので、勝てて良かった。 --自身の得点場面について。1個目のセットプレーだった。思い切り行こうと思って、選択肢として中に合わせるのか、狙うのかを考えた。Jリーグではいくつかニアに狙うシュートを見せていた。相手GKがニアをよりケアしていると感じたので、1本目だったし、思い切りファーにゴロで狙った。選手がそこに何人か入っていけば良い形になると思った。 --この勝利の意味について。上位チームとの対決は非常に大事なものだと思うし、ホームで勝てたことは次につながると思うが、一つひとつ積み重ねるのが大事。すぐ切り替えて、次に向けて準備したい。
DF 5
谷口 彰悟
鹿島を相手に、しっかり勝ち切ったというのは評価していいと思う。苦しい時間はけっこう長かったが、いろいろなことを試しながら勝ち切れたことはチームとして次につながると思う。僕らが目指している展開ではなかったし、2-0からの試合展開もうまくやれないといけなかった。自分たちから苦しくしてしまったと思う。そこは今後に向けての反省点になった。 ただ、最後のところを相手にやらせない、何がなんでも勝点3を取るということをいろいろな策をやりながらできた。ポジティブに捉えて、反省するところは反省して次に向かっていきたい。 --追いつかれたJリーグYBCルヴァンカップ・C大阪戦の経験を生かせた?展開的にも似たようなものだった。1点を取られて鹿島の勢いが出たところで、その時間帯では終わらせ方を含めてC大阪戦の教訓が生かされたと思う。最後、最終ラインが5枚になったときには、山村(和也)選手がラインコントロールを率先してやってくれた。自分たち優位に進めていくことが守備の時間でもできた。キツい時間でもやるべきことをやる。ピンチを作らせないことにつながると、あらためてゲームを通して学べた。C大阪戦だけではないが、積み上げることはできていると思う。 --チョン ソンリョン不在で丹野 研太が出場したが?ソンリョン選手に関しては、ご家族の事情で試合に出られなかったが、チームにも説明があったし、さほど混乱はなく準備はできた。代わりに出場した丹野選手は、常日頃から準備を怠らない選手。信頼という意味では何も揺らがない。自信を持ってピッチに立った。今日もコーチング含めて、チームに安心感をもたらしてくれた。勝てたことが何より良かった。