FC東京は9月に入って3試合を戦い、2分1敗と勝利がない。3日にホーム・味の素スタジアムで横浜FMと対戦した第28節では、前半終了間際に立て続けに失点。2点のビハインドを負うも、後半に入り主導権を握り返すと、今夏に加入した塚川 孝輝が2ゴールを挙げ、優勝争いを演じる相手から勝点1をもぎ取った。しかし、その後は10日の第29節・G大阪戦をスコアレスドロー、14日の第26節・神戸戦は1-2の敗戦と、関西アウェイ2連戦を良いところなく終えて帰ってきた。
結果もさることながら、気になるのは内容で、G大阪戦はビルドアップに、神戸戦はプレスに課題が見られ、本来のスタイルを出せなかった。8月末の第27節・柏戦(6〇3)と前述の横浜FM戦ではチーム全体として内容に手ごたえを得られていただけに、何とも寂しい結末であった。
そんなイヤな流れを断ち切り、もう一度自分たちのスタイルを取り戻すために、今節は絶対に落とせないゲーム。アグレッシブさが代名詞の1つである古都のチームに対してもボールを握りながら前進していくスタイルを貫き、首都クラブの意地を見せたいところである。
また、今季二度目の国立競技場でのホームゲームに向けて、クラブはさまざまなイベントを準備。東京五輪以来初の試みとなる、屋根上360度の角度からの花火を打ち上げる。その総数は約1,500発に及ぶ。さらには、スペシャルゲストしてLittle Glee Monsterを招き、ミニライブを実施。歌と花火のセットでキックオフ直前のスタジアムを盛り上げる。
そんなお祭りモードの国立競技場に乗り込む京都は、同じく9月に入ってリーグ戦は3試合を消化しており、1勝1分1敗と五分の成績。勝点の近い神戸との“関西ダービー”は制したが、10日の第29節・鹿島戦は勝ち切れず、14日の第26節・横浜FM戦では敗戦。後半戦は連勝がなく、なかなか下位から抜け出せていないのが現状だ。
ホームでの直近2試合はほとんど同じメンバーで戦っているが、アウェイゲームとなる今節は多少のメンバー変更があるだろうか。曺 貴裁監督のチームマネジメントにも注目だ。
両チームの前回対戦は開幕直後の3月19日に行われており、当時の内容はそこまで参考にならないだろう。半年ぶりの再戦でチームとしての成長と積み上げを発揮し、勝利を飾るのはどちらだろうか。
[ 文:須賀 大輔 ]


